宮中野(きゅうちゅうの)古墳群のつづきです。
台地の南西端にある、お伊勢山古墳を目指します。
天狗党の墓から、坂をさらに上がると小さな十字路に。左のお伊勢山古墳方向へ行く前に、右へ曲がって数基が現存するエリアへ。
しかし目の前にイノシシのわなが現れたので踵を返しました。
十字路を左(西)へ進むと、畑地で農作業される方がおられた。
お話をうかがうと古墳は沢山あるが草ぼうぼうで入れない、イノシシも出る(昼にも)とのこと。
小道は続いていたのでちょっと見させてくださいとことわって先へ。
あと300mほどのところで道が途切れた。
地面は見えていたのでもう少し先へ。
その先に、ゆるやかに盛り上がる墳丘(?)
墳丘にあがるとその先にもう1基。
その先の1基へ上がって振り返って。
大塚古墳前のBOXでいただいた地図には前方後円墳の印もあったが自分の位置が把握できないので、これが宮中野古墳群の何号墳にあたるのかは確認できず。
この先200mほどに、お伊勢山古墳があるはずだが、倒木や枯れ木の山を前にして撤退した。
検索すると鹿嶋市教育委員会のサイトに解説と実測図が掲載されていた。
お伊勢山古墳(23号墳)は、4世紀末から7世紀後半にかけて造営された宮中野古墳群中で最も古い古墳の様相を示しているそうで、昭和49年(1974)と昭和56年(1981)の現地調査で、全長96mの前方後円墳であることが確認されているそう。
調査は発掘ではなかったので、周掘などの規模詳細は不明。
群中では夫婦塚古墳(全長107m)に次ぐ大きさだが、築造時期は200年も遡る。
被葬者は、古墳時代初期に北浦への交通の要衝を押さえた有力者だったのでしょう。
墳丘の写真を探すと、じこまさんが現地に到達されていました。
帰路、笹の小道をかがんだ態勢で。 鳥の羽音にびくっとしながら。
このあたりの土地は鹿嶋市所有と伺ったので、いつか古墳公園として整備されると大変嬉しいです。