熊谷市指定史跡の行人塚(ぎょうにんづか)古墳は前回の塩古墳群から北東へ約3㎞の場所にある。
200mほど北に荒川支流の和田吉野川、荒川本流までは1.8㎞ほど。
その荒川北側には広瀬野鳥の森があり、さらに北には10月に訪ねた広瀬古墳群がある。
熊谷市の行人塚古墳は、道路に近い林の中にあった(木々の向こうに見えている)
北側の枝道に入ると、一辺23mの方墳の角(北東側)に。
その説明板。
熊谷市指定記念物(史跡)
「行人塚古墳」
行人塚古墳は面積500㎡、一辺が23m、高さ3.5mの方墳である。
四隅に浅く残されている周溝には、古墳時代前期の竪穴式住居跡1軒が検出されている。
住居跡からは古墳時代前期の土器類のほか、フイゴの羽口・鉄滓・台石・叩き石などが出土している。
この住居跡が製鉄か鉄器製作にかかわる小鍛冶跡であることが推測される。
平成27年3月 熊谷市教育委員会
車道側の辺。
墳丘に上がらせていただいて、枝道を振り返る。北西側の角。
墳丘上から南東側の角を。
北西側の角を裾から。
南側の辺。
東側の辺。
南東角の裾から。
デジタル大辞泉によれば、行人塚とは行者が生きたまま埋葬され、即身成仏したと伝えられる塚で、東日本に多いとのこと。
行人塚古墳という墳名も複数ある。以前に掛川の行人塚古墳へも行った。