墳丘に前玉(さきたま)神社を戴く浅間塚古墳は、史跡公園駐車場前の信号から400mほど県道を進んだ先にある。
和菓子屋さん(金沢製菓)の先が参道。
古墳最中を買おうとしたら売り切れで、代わりに大福を購入。
前玉神社の最初の鳥居。
次の鳥居。幟旗には「埼玉県名発祥の古社」とある。
最後の鳥居。
石垣斜面に説明板があった。
ぎょうだ歴史ロマンの道
浅間塚(せんげんづか)古墳
浅間塚古墳は、埼玉古墳群の南東部に位置する墳径約50m、高さ8.7mの円墳です。古墳の墳頂には前玉神社、中腹に名前の由来となった浅間神社がまつられています。前玉神社は平安時代の「延喜式神名帳」にその名が見られ、古くから埼玉郡の総社として信仰を集めていました。
浅間塚古墳については、比較的最近まで古墳であるのか、後世に築かれた塚であるのか、議論が分かれていましたが、平成9・10年に行われた発掘調査で幅10mに及ぶ周溝が巡ることが確認され、古墳であることがほぼ明らかになりました。埴輪がたてられていなかった可能性が高いこと、古墳の南西部の絵馬堂付近に石室の石材と思われる角閃石安山岩が見られることから、埼玉古墳群の築造が終わりを迎える7世紀前半頃に築かれた古墳と推測されています。埼玉古墳群の終わりを考える上で、貴重な古墳であると思われます。
平成21年3月 行田市教育委員会
平面図の拡大。上の尾っぽが気になりますが…
現在地は右の階段の脇。
最初の石段を上がって左に進み、振り返ったところ。奥が浅間神社。
そこから左手を見上げると、墳頂に前玉神社。
急傾斜の階段を上がる。両脇の石灯篭は元禄10年(1697)の建立で、万葉集の「埼玉の津」の歌が刻まれている。
見え上げる社殿。
墳頂いっぱいっぱいに、大きな社殿が建っていた。
社殿裏側は鬱蒼としていた。
上から見下ろす浅間神社。
墳丘裾の龍泉池。柵の外から。
池の脇から見上げる浅間塚古墳。