玖珠鬼塚古墳を見学後は、玖珠川(筑後川支流)を4㎞ほど上流に遡った同じ左岸にある亀都起(きつき)古墳を訪ねた。
現地で最初は「かめとっき」と読み間違えていたが、朝は杵築にいて「木付」の伝承を知ってから来たので、強い関連を感じた。
土砂降りの中、亀都起神社に到着。
社殿の背面に全長48mの前方後円墳が横たわっている。こちらが後円部。
パノラマで。左に前方部。
後円部裾に説明板があった。
町指定史跡「亀都起古墳」
昭和47年11月1日指定
玖珠川左岸の万年山から続く扇状地の一角に位置する玖珠郡唯一の前方後円墳である。古墳は全長48m、前方部最大幅15m、後円部の高さ4m、前方部の高さ2.3mを測る。墳丘は、亀都起神社の建設等により著しく改変されている。主体部は不明であるが、採集された円筒埴輪の破片や後円部の直径と前方部の全長がそれぞれ24mと同様であることから6世紀中頃の時期が考えられる。(参考 玖珠町史より)
玖珠町教育委員会 玖珠町文化財調査員会
実測図部分。社殿が結構浸食している。
「亀都起古墳」と刻まれた大きな石碑もある。
説明板の横からの道を、墳丘へ上がらせていただいた。「御神木」との矢印もあった。
後円部上、くびれ部寄りに大木が。
後ろの田んぼの境に見る、くびれ部の曲線。
南西側に細長い棚田。
前方部先端側から。立札には「御神木」と記される。
墳丘から見えた棚田の方から。
ズームで後円部に立つ御神木を。
玖珠(くす)という地名由来については、市のサイトで童話が紹介されていた(玖珠町は童話の里と呼ばれているそう)