墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

鬼屋窪古墳 長崎県壱岐市郷ノ浦町有安触

この日の2か所目の古墳は、半城湾の北側の半島にある鬼屋窪古墳。 

 

途中、半城湾(の一つの入り江)が良く見えた。

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 入り江全体で、何かを養殖しているようだった。

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鬼屋窪古墳は、道路に案内板が立つ。

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どんな古墳が、どんなところにあるのか、想像しながら枝道を進む。

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最初に間違えて入った路。グーグルマップのピンから離れていくことに気づいて戻る。

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古墳は枝道沿いのわかりやすい場所にあった。

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盛土は無くなって、石室が露出。 

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横から。 

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背面側から。小さな石舞台という感じ。

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現地説明板。

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 市指定史跡 鬼屋窪古墳
所在地:壱岐市郷ノ浦町有安触字鬼屋窪1517
指定年月日:昭和56年3月30日
捕鯨の線刻画があることで広く知られている本古墳は、6世紀末から7世紀前半頃に築造されたものとみられている。
線刻画は古墳に向かって左側手前の石(第1袖石部南側の西壁側)と右側の手前から2番目の石(東側第1袖石部)の2箇所に認められる。
左側の石のほぼ中央部には、舳先を南に向け、8本の櫂をつけた船が描かれている(下の方にも北に進む2艘の舟が見える)。そして、舟の前方には大型魚らしきものが表現されており、この魚と船首付近が1本の線で結ばれていて、魚に銛が打ち込まれているように見える。それで鯨を捕獲している光景を表しているのではないかと言われているのである。右側の石には、多くの櫂をつけ、帆柱を立てた6艘の舟がみられたが、現在は線刻が薄れて判別しにくくなっている。
本来は円墳であったと推定されるが、墳丘の盛土が全て失われて石室のみが露出した状態である。石室は羨道・前室・玄室(後室ともいい、遺体を安置する奥室)からなる複室構造の両袖式横穴式石室であったとみられ、玄室はすでに消失しているものの石材の状況や線刻画が描かれている位置などから、南向きに開口していたものと推測される。現存する石室の全長は4.11mである。
平成27年1月 壱岐市教育委員会

 

壱岐風土記の丘・古墳館にも解説があった。

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鬼屋窪古墳
側壁に捕鯨の様子を線刻した壱岐なれではの古墳 その1
指定区分:市史跡
指定日:昭和56年3月30日
所在地:壱岐市郷ノ浦町有安触1517番地
概要
鬼屋窪古墳(円墳)は盛土を完全に失っており、石室が露出しています。露出した石室から複室構造の横穴式石室だったことが想定できます。石材はすべて玄武岩で、7世紀代に築造されたものと考えられています。鬼屋窪古墳の側壁には「捕鯨の線刻画」が描かれている。この線刻画は西側の側壁に線で彫られており、壁面のほぼ中央部に2隻の船が、船の前方には銛を打ち込まれた鯨とみられる大型の生きものが描かれています。
鬼屋窪古墳は海が見える丘陵上に築造されており、石室に描かれた線刻画から、古墳に埋葬された有力者は海で活躍していた壱岐の海人(かいじん)だったのではないかと考えられています。 

 

 中へ入らせていただく。ここは前室。

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フラッシュで。 

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この先にあった玄室は跡形もない。 

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前室から開口部。

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上記の右側の石(側壁)に、捕鯨の線刻画がある。 

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説明板の図の部分。

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櫂のあたりに光を当てて。

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反対側の側壁にも線刻がある様子は判った。

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見学後の移動中に車を停めて。

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