墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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愛宕山古墳 千葉県千葉市花見川区武石町

2月最後の週末、午後から空いた時間で近場の古墳を訪ねた。

グーグルマップを「古墳」で検索して現れた、JR総武線の幕張駅から徒歩6分の愛宕山古墳。 

 

ピンの立っている場所へ向かうと住宅街の枝道にそれらしきものが。

 

一方が駐車場になっている、どんづまりの広場。

 

社の正面に回り込むと鳥居や説明板がある。

 

小さな社だが、愛宕神社についての詳細な由緒が掲示されていた。

 

上記には古墳についての言及はなかった。

 

後で調べると「ちば情報マップ・文化財包蔵地(旧ふさの国ナビゲーション)」には「愛宕山古墳」の表示があり、詳細情報には「古墳」、遺構・遺物には「方墳、石室・鉄製品(直刀・鏃)、金銅製耳環」と記載されていた。

 

ふっき~さんの探訪記には、武石三郎胤盛についての口伝のひとつが紹介されている。

https://ameblo.jp/fookky/entry-12403572314.html

 

 社を正面から。墳丘に上がって参拝。

 

社の中には「愛宕大権現」と刻まれた石碑が納められていた。

 

 周囲にスペースがあるので、360度から墳丘を鑑賞できる。

 

背面から。

 

 小さくとも、方墳の形を残している。

ほっこりとした気持ちになりました。

 

そこからもとの路に戻って先に70mほど進んだ角にも気になるお社があった。

 

角を曲がって回り込むと、鳥居には猿田神社の扁額が。

 

社の中をのぞかせていただくと、こちらも石碑が納められていた。

 

社の前から振り返って。

この高さは墳丘のように感じたが、千葉情報マップに印は無かった。

 

愛宕山古墳から来た道は、その先で下って150mほど先で花見川にぶつかる。

正面の高まりは川縁にあって、千葉情報マップによれば中世の城館跡・大久保遺跡で郭、腰曲輪、櫓台、堀、土塁が検出されているそうだ。

 

上記で左折して北側へ向かう。枝道に入ると砂利道になった。

 

その先で渡った花見川。下流方向の眺め。

 

こちらは上流方向。花見川は今は印旛沼まで続いていて、川沿いには幾つかの古墳群がいまも残る。

 

橋を渡った先、川沿いの「しらさぎ公園」にて。

 

途中で右折して、ガーデンプラザ新検見川のマンション敷地を抜けて北へ進むと、広い谷戸に出た。右側の台地上はマップによれば「東京大学大学院薬学系研究科付属薬用植物園」とのこと。

 

上記を左に回り込んで丘を上がっていく。

 

花桃の並木道に出た。

 

囲いがもったいない建築機材置き場。

 

その先で京葉道路を渡る。いつの間にか首都高ではなく、国道のバイパス扱いになっていたのですね。

 

渡った先に、社殿の裏に古墳群がある子安神社。

 つづく。