霞ヶ浦沿岸・”出島”エリアの古墳巡りのつづき。
前回の折越十日塚古墳から南西に1.5㎞の地点にも、全長で60m超の前方後円墳が形よく残っていた。
牛渡(うしわた)銚子塚古墳は、すぐ北側に道路があって、墳丘観察が容易な場所にあった。
解説板があったので近づいてみる。
市指定文化財 牛渡(うしわた)銚子塚古墳 一基
所在地 かすみがうら市牛渡字銚子塚4002ノ2
指定 昭和49年3月22日
前方後円墳 全長約64m、前方部高さ約2.7m、前方部幅約38m、後円部高さ約5.6m、後円部径約34m
牛渡下郷集落北西部に位置し、前方部を西に向ける前方後円墳で、墳形は後円部に対して前方部が低く美しい古墳です。常陸国府に下向した勅使がこの地で亡くなり、遺体を埋葬した古墳であるとの伝説から、別名「勅使塚」といわれます。銚子(チョウシ)と勅使(チョクシ)の発音が類似するところからこの名称がついたものと思われます。5世紀に築いたものと推定されています。
かすみがうら市教育委員会
後円部裾から、くびれ部を経て前方部裾方向。
グーグルアースでも前方後円形がよくわかる。右が後円部。
墳丘に上がらせていただくと、建てられて間もないような五輪塔が。
後円部墳頂から北方向の眺め。
後円部から前方部方向。
後円部墳頂から南側。
前方部へ移って、前方部から後円部方向。
後円部と前方部の比高差が大きい(前方部が低い)という”古様”を留めていることから、築造時期が5世紀代に遡ると考えられている。
https://www.city.kasumigaura.lg.jp/page/page003332.html
縦位置で。
前方部左裾上からくびれ部~後円部方向。
鞍部を北側から。コンクリ柱はかつての有刺鉄線跡かも知れない。勝手に入ってしまい申し訳ありませんでした。
道路からパノラマで。左が後円部、右が前方部。
前方部の左裾側から。