この日の二か所目は、五反田駅東口にある「東京デザインセンター」
ガラス壁面をはさんで屋上に2本の赤い旗が立つ、横長の大きな建物。
地上9階・地下2階の総合インテリア・ショールームビルは1992年の竣工で、設計はマリオ・ベリーニ+大林組。
マリオ・ベリーニ(1935~)はイタリア生まれの建築家・デザイナーで、ミラノ工科大学を卒業後、オリベッティのタイプライターなどの工業デザインや家具デザインを手掛け、80年代からは建築設計を中心に活動しているとのこと。
何度も前を通ったこともあって、中を貫く謎な階段に惹かれていたが、入るのは初めて。
入居するオフィスの掲示板もおしゃれ。
1階受付にて見学手続きをして、促されるように最上階へ。エレベータホールはガラスドームの中にあった。
天井もガラス。
外へ出ると、遠くまで見渡せる良い眺めがあった。
目の前は天理教会の建物。
切れ落ちた地形になっていて目がくらむ。
階段を上がるとドーム天井が。
ビルの間から五反田駅も。東口にはJRのホテルが完成しつつある。
階段が気になったので降りてみた。
当建物と対岸の崖との間は北東側で狭まってつながる。途中で崖と建物をつなぐための(?)堅牢な構造体があった。
階段途中から西方向。中央に見える坂は、春は桜のトンネルになる。
謎の構造体の間には謎の馬が。
上記の位置から振り返って。連絡橋の上にいます。
階段がある場所は5階分の吹き抜け。
近寄ると、馬は大きかった。イタリア人芸術家ミンモ・パラディノの作。
馬の後ろ側から。
見上げるとドームが。整然と並ぶ大きな鉢もあり、こちら側のほうが正面のような雰囲気があった。
事前申し込みの抽選による館内ツアーも用意されていた。