6月1日の土曜日、新聞の案内欄でみて応募した鉄道車両見学会に参加しました。
房総半島を半分横断する小湊鉄道の五井駅で、今年3月に市原市から歴史資料の文化財指定を受けたばかりの「キハ5800形気動車」(通常非公開)
ほかにも「出庫点験」や「トロッコ列車の出区・乗車」等も用意されていて、貴重な体験を楽しませていただきました。
五井駅の跨線橋から見える小湊鉄道の車両基地。左側に小湊鉄道本社。架線がないので見晴らしがいい。
集合場所は本社の会議室。線路脇を通って会議室へ。正面にはあとで乗車するトロッコ列車。
右手には、ぽつんと留置されている無蓋貨車。
その奥が小湊鉄道のホームで、上総中野行き2両編成が入線。
まずは会議室で説明を受けます。
「出庫点呼」を実際の流れに基づいて体験(唱和)したりしました。
先日に千葉県立中央博物館で見た沿線図がポスターに。
座学が終わってからトロッコ列車の横を進んでいくと奥にキハ5800形。
大正3年(1914)に製造された100歳超えの車両。
作られたときは「ナニデ6465形式6465号」という電車で、昭和35年に小湊鉄道に来てから気動車に改造されました。
製造会社は日本車両で、同年に鉄道院新橋工場で作られた兄弟形式「ナデ6110形式6141号」は国の重文となって鉄道博物館に収まっているそうです。
握手タイプの連結器。
「戸」とか「ブ」とか「オサメ」とか気になります。
これを見ていて15年ほど前、NHKの熱中時間という番組で紹介された鉄道系趣味人を思い出しました。おそらくこのコンセント(?)で車両と車両をつなぐホース(改めて検索したら「ジャンパ連結器」でした)に魅せられていた方で、あえて分野を探した風でないところに驚きを禁じ得なかったです。
横顔を。
KTKは小湊鉄道株式会社。
小湊鉄道では、昭和35年(1960)から平成9年(1997)まで活躍。
それ以前はなんと飯田線を走っていたそうです。
目の下に改造年。
連結器の鉄は質感が違いました。
この日は車両内部にも。
椅子はそのまま使えそう。廃車から22年も経っているのにきれいです。
網棚の上側。
天井は緩いカーブ。
運転室は片側に寄っています。
中も拝見できました。
なかなか狭いです。飯田線の長距離もこのスペースだったのでしょうか。
運転席から。普段は前の車庫内で保存されているそうです。
見学用の階段を外しての姿。
次に、後ろの機関庫や”鍛冶小屋”、静態保存の蒸気機関車 3両を見学しました。
つづく。
開催概要はこちら。秋までにあと4回の機会が設けられています。
https://www.kominato.co.jp/satoyamatorocco/event/gekirare/index.html