墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

鎌倉文学館(旧前田侯爵別邸) 鎌倉市長谷子ども会館(旧諸戸邸) 甘縄神明神社 神奈川県鎌倉市長谷

前回の吉屋信子記念館の前の道を200mほど西に行った突き当りに、鎌倉文学館の入口があった。 そこから門まで木立の中を進む。

 

門の先で観覧料(300~500円・展示による)を納めて敷地内へ。

 

その先には堂々としたトンネルがあった。

 

道を上がると建物の脇に出る。

 

とても大きな車寄せ。

 

その柱の模様。

 

車寄せの天井。

 

玄関。館内は撮影禁止だった。ここは文学館であり著作物が数多く展示されるため。

 

公式サイトによれば鎌倉文学館の建物・敷地は旧前田侯爵家別邸で、明治23年頃に15代当主の前田利嗣氏が土地を入手し和風建築を建てたことに始まるが明治43年に焼失、洋風で再建されるが関東大震災で倒壊、「長楽山荘」として建て直した建物を16代当主の前田利為氏が改築し、昭和11年に現在の洋館が完成したそうだ。

戦後はデンマーク公使や佐藤栄作が別荘として使用した時期もあり、三島由紀夫が小説「春の雪」での別荘のモデルとしたことも。

昭和60年から鎌倉文学館として開館している。

 

当館の歴史|鎌倉文学館について【鎌倉文学館】

 

今年(2019年)は三島由紀夫豊饒の海」シリーズの第1巻「春の雪」が刊行されてから50周年を記念して「特別展 三島由紀夫豊饒の海」のススメ」が7月7日まで開催されている。

 

一通り巡って再び建物の外観を。

 

南側正面の庭に出てみた。

 

そこから振り返ると、青い瓦の洋館が見渡せた。 

 

文学館を出てすぐ西に明治期の建物が残っている(と文学館の鎌倉紹介ビデオにあった)ので寄ってみた。

 

 小さな二階建てだがバルコニーがあり、柱頭や軒廻り、手すりの意匠を上下で変えている。

 

隅のカーブがかわいらしい。

 

かなり読みにくくなっている説明板。

鎌倉市長谷子ども会館(旧諸戸邸)
この建物は、関東大震災により壊滅的な被害を受けた鎌倉に残る明治期の建造物として非常に貴重な存在です。明治期の建物は、それ以降の建物と比較して外観の造形意匠が華やかなのが特徴ですが、この建物は、その中でも秀逸なものと高く評価されています。
創建当時は現存の建物の北側、南側に和館があり、現在住宅地となっている建物周辺の一帯は庭園であったと言われています。建物と背景の丘陵が調和した風景は、この地域が近代に別荘として栄えた文化・記憶を今に伝える貴重な存在です。

 

正面の石段も美しい。

 

軒下のアップ。

 

鎌倉市のサイトに詳しい解説がある。明治41年築で「明治期の住宅建築の貴重な遺構であり、造形意匠の密度においては、鎌倉のみならず、県内でも最高のものといえます」と最大級の賛辞。

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/keikan/ke12.html

 

側面に回ってみた。

 

後ろのほうは横目板張り。

 

子ども会館として使われてきたが耐震性の問題で昨年4月末から閉鎖となっていた。

なんとか整備・保存をお願いします。

 

そのすぐ西に甘縄神明神社があった。

 

こちらのサイトによれば、鎌倉で一番古い神社になるそう。

 http://hasenowa.com/spot/144/

 

参道脇には北条時宗公産湯の井があった。

 

石段を上がって参拝。

 

拝殿そばからの眺め。

 

 鳥居の西側の路地にはグーグルマップによると川端康成記念会の建物(非公開)

 

そこから50mほどで再び賑わうバス通りに。

鎌倉観音前の信号を右折すると混雑は激しくなり、車道を歩く人も増えた。 

 

鎌倉大仏前では馬車も。

 

大仏前のバス停で藤沢駅行のバスを待っていると、満員のバスが来たが8割方が降りて座ることもできた。