写真家の石川直樹の作品は4年前、ワタリウム美術館でサハリンを撮った展示を見て興味を持った。
今回は写真家が、これまで訪ねてきた北極や南極、原生林や南洋諸島、知床や石垣島、富士山やK2など現代に残る"秘境”から、地球全体を俯瞰で捉えることを試みているように感じた。
主催者による挨拶文。
展示室は、ほとんどが撮影可。写真はすべてフィルム撮影。要所要所に本1頁程度の文章が添えられる。(入口ではA3二つ折りの解説資料をいただける)
展示室間はカーテンで仕切られていて、抜けると異なる世界が出現する。
K2の写真は特に美しい。
中央のテントの中ではK2アタック時の動画を鑑賞できる。
絶対に行けそうに無い“聖地探訪”を、臨場感とともに追体験した。
”探検”で使用した道具も、山小屋風に展示。内側壁は本棚になっていて沢山の蔵書が置かれていた。部屋のあちこちに置かれたメモが興味深かった。
愛用のテントは”デナリ” 自分も欲しくなった。
3月24日まで。お見逃しなく。
一般1200円(ぐるっとパスで入場できます)
https://www.operacity.jp/ag/exh217/
ギャラリーショップも大変充実。特別仕様の「写るんです」もありました。
購入したK2のクリアファイルと文庫本。
少しずつ、読んでます。昔の(若い時の気分で)旅をしている気持ちになれます。
こちらは本展のカタログ。