前回の赤坂将軍塚古墳の次は、そこから北東に800mほど上った場所にある塚穴古墳を見学。
道路沿いに説明板。
市指定史跡
上田市文化財保護条例第5条の規定により左記のとおり指定する
種別:史跡
名称:塚穴古墳
所在地:上田市殿城字塚穴4926番地
指定年月日:昭和58年4月8日
西南向きの斜面につくった横穴式石室をもつ円墳である。封土の大部分が崩れ落ち、玄室の奥の部分だけが残り、羨道入口は全くなくなり、天井石も露出している。
現形は南北約6.6m、東西約4.1mである。やや東南方向に偏して開口している玄室は奥行き約2.7m、巾約1.7m、高さ中央で約1.3mの規模でほぼ長方形をしている。
古墳時代末期(7~8世紀前半頃)につくられたもので、当時この地方の豪族の墓である。
上小地方に数少ない「片袖型石室」の模式的な古墳として貴重なものである。
保存上の注意
・墳丘の崩壊を防ぐため墳丘上にのぼることを禁ずる。
・許可なく現状を変更しないこと。
昭和59年2月 上田市教育委員会
古墳はそこから30mほど南の、畑の中(青いビニールハウスの後ろ)
畦道を伝って墳丘へ。標柱があるので助かります。
南側に回り込むと開口部!
かつては土をかぶっていたであろう大きな天井石。
背面からは小さく見えたものの中は結構広く、状態よく残っています。
大きな平石を2つ重ねて奥壁を形成。
現在も倉庫として使っているように見えたので、入室は遠慮。
天井石越しに望む上田盆地。
ここからも、ズームすると槍ヶ岳が確認できました(鉄塔の左上)
背面の東側を道路に戻って。奥には烏帽子岳。