墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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藤沢古墳(1号・2号) 長野県上田市真田町本原

前回の二子塚古墳見学後は、上田盆地の山裾を東へ回り込んで真田町へ。真田氏本城(松尾城)跡や真田氏歴史館などもあるエリアで興味を惹かれたが、時間の都合で古墳のみの探訪とした。

最初に向かったのは国道144号(鳥居峠を経て嬬恋村へ続く長野街道)沿いにある藤沢古墳。 

 

南西側から見た2基。左奥が藤沢1号墳、右手前が藤沢2号墳。 

 

西側から。左が1号墳、右が2号墳。

 

西側からの1号墳。

 

北側からの1号墳。墳頂まで饅頭のように丸みを帯びている。

 

国道側に説明板があった。

上田市指定文化財(史跡)
藤沢古墳1号・2号
この古墳は、古墳時代末期(約1300年前)に築造されたもので、当市では広山寺古墳につぐ大きな規模をもち、同古墳と並び、上小地方における古墳立地の北限に位置していることからも貴重な遺構である。
また、かつては2号墳の近く南西側にも小円墳があったとされるが、現在その正確な位置は確認することができない。
<古墳の規模>
1号:南北径13.2m、東西径8.1m、高さ2.8m
2号:南北径9.6m、東西径7.6m、高さ2.8m
1号墳の東西径が短いのは、上田丸子電鉄東北線の電車の軌道敷として削られたことによるものである。

 

南側に石が詰まった横穴式石室が開口していた。

 

南側から見た1号墳。右が国道144号。

 

その左側(南西側)に2号墳。

 

「上田市文化財マップ」によると、かつての上田丸子電鉄北東線の軌道は「両古墳の間」を通っていたとある。

http://museum.umic.ueda.nagano.jp/map/document/dot110.html

 

1号墳の石室前から見た2号墳。この間を電車が通っていた?

 

2号墳の墳頂に上がらせていただいて南側の眺め。桜が植わっているところが旧軌道か。

 

振り返った1号墳側にも土手状の高まりがあるが、かなり1号墳にかかっている。削ったものを復元したのだろうか。

 

2号墳には開口部はないが、裾に大きな石があった。

 

北方向の山の眺めが気持ちよかった。