前回の稲荷森古墳を見学後、当初は米沢盆地を横断して下小松古墳群をしようと計画していたが雪山登山になりそうだったので変更して、山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館を訪ねることにした。周辺にいくつか古墳もあったので。
まずはグーグルマップで途中にあった羽山(はやま)古墳へ。
入口がわからなかったが、国道113号沿いに数台停められるスペース(秋葉山大権現参拝用?)があった。そこにあった、ぎりぎり読める案内図。
古墳へのサインはなく、迷い気味に道を登った。
登っていくと大きな忠魂碑のある広場に出た。
その脇の道をさらに上がる。
道の左手に横穴が出現した。
穴の右には五輪塔の浮彫と灯篭が。
ちょっと斜めだが、入りやすそうな開口部。
奥壁は2段。素晴らしい石組み。
上段の石に近づいて。
上段の石と天井石をフラッシュで。
奥壁前から開口部。
フラッシュで。
開口部に向かって左側壁。平坦に加工した(?)面を室内側に向けている。
右側壁。
現地には説明板は無かったが、山形県のサイトに解説があった。
標高280m程の南に面した横穴式古墳で、十数基あったといわれる羽山古墳群のうちただ一つ残ったものである。この古墳は小規模ながら石組みが整然として見事な玄室であるが、残念ながらせん道部を失っている。
出土品には、めのうの勾玉などの5種類650個の玉類、青銅に鍍金した金環19個(以上県指定文化財、加藤五右エ門氏所蔵)等が発見され、副葬品の少ない本県古墳のなかでは特に重要な古墳である。
古墳の前(か、少し下ったあたり)から、平野部の眺め。