前回の茗荷谷の次は泉岳寺へ移動して、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築を見学に向かった。
泉岳寺から尾根上へ伊皿子(いさらご)坂を上る。昼時だったので、近くにあったカレー店へ。伊皿子坂は二本榎通りと交差すると魚藍坂となって下るが、下りかけた左側にカレー専門「サンライン」がある。
前にこちらの本での紹介で気になっていて、グーグルマップに印をつけていた(そしてすっかりどんな店か忘れていた)
- 作者: 日置武晴
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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入ってみるとメニューは1500円のビーフカレーのみ。少しご飯を少なめにした。登場したのは、さらさらの具のないスープ。
なかなか辛いが店で水は出していない。医食同源の薬膳効果が高まるとのことで。
半信半疑になりながら店を出たが、実際この後、いい感じで胃がぽかぽかし、元気になった(木・金・土のみの営業)
伊皿子坂の中腹から坂上方向。
伊皿子坂の由来は、明国人伊皿子(いんべいす)が住んでいたと伝えられるが、ほかに大仏(おさらぎ)のなまりとも、いいさらふ(意味不明)の変化ともいうそうだ。
https://www.city.minato.tokyo.jp/kyouikucenter/kodomo/kids/machinami/saka/81.html
伊皿子坂には以前来たと思い込んでいて、標柱を見つけたにもかかわらず撮りぞびれてしまった。
その右に、鋭角カーブが美しい石垣があった。
船のへさきのような突き出し具合。
枝道は伊皿子坂より急傾斜。
登りはじめは両側が壁。「東京時層地図」 を見ると、明治になって拓かれた切り通しのようだ。
最初の石垣が終わると、別の石垣が立ち上がる。
高さは一階の屋根ほども。
水平垂直でく、ぴしっと隙間無く積まれているところが素晴らしい。終末期の横穴式石室のよう。
その先にもう一段あるがそちらは最近のもののようだった。
坂上から振り返って。
名坂だと思います。