福井市立郷土歴史博物館を見た後は車で南に25分ほど、鯖江市に戻って、国指定史跡の兜山(かぶとやま)古墳を訪ねた。
旧街道の風情がある一車線の道を進むと、住宅街に取り残されたように墳丘があった。
その解説板。
国指定史跡 兜山古墳
指定年月日 昭和52年8月10日
兜山古墳は、直径約70m、高さ約10mを測る円墳です。墳丘は二段築成で、幅17m前後の溝がめぐっています。
これまで3度にわたり墳丘周辺の調査が実施されました。無遺物のため築造年代は不明ですが、円墳としては北陸地方最大級である点、段築や外周をめぐる溝など外部施設を備えている点から推定して、鯖江台地を中心とした地域を基盤とする5世紀代の首長墓と考えられています。
名称の由来については、もともと南北にもう1基ずつ古墳があり、ちょうど兜を伏せたような形に見えたことから「兜山」という名前がついた、と云われています。鯖江市教育委員会
円墳では北陸最大級の、直径70m。
発掘調査時の写真もあった。
墳頂に神社がある。
八幡神社と書かれた鳥居。
裾にあった石碑。
その上がテラス状の平坦面になって周囲を巡っている。
石段を上がりきって振り返ったところ。石段の踊り場が墳丘テラス。
墳頂のお社。
参拝して振り返って。
社の左側にも通路があった。
下へ降りて振り返ったところ。
鳥居と反対側、西からみた墳丘。
南側から見上げた墳丘。
裾を回って最初の鳥居を横から。
古墳の前の道の南方向。午後4時半を回って、陽が傾いてきた。
つづく。