3月中旬に訪ねた美術展。関西墳行が終わってからエントリしようと思っていたが、いつの間にか会期末が迫っていた(~5/7)
タイトルどおりの”至上の”印象派コレクションを中心とした素晴らしい展示だった。
エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890~1956)は、ドイツに生まれスイスに帰化した”ビジネスマン”。廃業寸前の工作機械工場を武器製造で立て直して財を成したが、学生時代に美術史も学んだ眼で1937年からの20年かけて印象派・後期印象派を中心とした約200点の至高のコレクションを築き上げたとのこと。
そこから64点が来日しているが、半数は日本初公開の作品。
ポスター等に載る目玉の作品は、ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」やセザンヌの「赤いチョッキの少年」
そして最後の部屋に掲げられた、モネの「睡蓮の池、緑の反映」
横4mの大作。この絵は撮影可。
この時は開館前に並んだので、人の少ない状況で鑑賞することができました。10ほどに分かれた展示室の中ほどにセザンヌの部屋とゴッホの部屋がありますが、入場後すぐに後ろの展示室へ向かったので、一時的に貸切の贅沢を味わうことができました。
5月7日までと会期末が迫っているので、現状では難しいかも知れませんが。
火曜休館、10時~18時ですが金・土は20時まで開館。一般1600円。
5/19~7/16で九州国立博物館、7/28~9/24で名古屋市美術館に巡回。
スイス政府観光局のサイトに、コレクションが元あった私邸美術館の写真が載っています。
https://www.myswitzerland.com/ja/foundation-emil-g-buehrle-collection-zuerich.html