前回のつづき。
足利学校を後にしてこの日最後の目的地へ。
大通り出たところで足利学校から来た道を振り返って。
渡良瀬川に架かる中橋を渡る。昭和11年(1936)の架橋。
アーチ部分にはイルミネーションの照明器具も付く。
渡良瀬川南側に浅間山を望む。
右端に渡良瀬橋(歌で知られる)の一部が写りこんだ。 500m程上流に架かる。
中橋の中ほどから北側。中央奥に織姫神社がある機神山(はたがみやま)
ズームすると機神山山頂古墳が写った(中央)
左下に織姫神社も見えている。
南岸から見た中橋。軽やかな雰囲気の三連アーチだった。
橋の長さは296mになる。永代橋(184m)の1.6倍。
足利市駅の近くを通り過ぎて西側へ向かう。駅から徒歩5分の場所。
通り沿いの左手にあった駐車場の看板は1日300円。
その先に目的地のアンタレススポーツクラブ(旧足利模範撚糸工場)があった。
2017年度の公開文化財ではなかったため、外観のみ見学。
2つ連なるのこぎり屋根が特徴的。
大通りに面した壁。南側から。外側に突き出す控え壁が付いている。
西側から。
この建物は足利模範撚糸合資会社が明治36年(1903)に竣工した工場であった。
明治政府は輸出絹織物振興の国策にもとづき全国で6ヶ所の模範撚糸工場を建設したが、現存する建物はここだけとなっている。国登録有形文化財。
大谷石造の本格的な洋風建築で、扉や窓の上のアーチも美しい。
南と北とでこれだけ屋根の斜度が違う。支える鬼瓦もちょっと苦しそうな姿勢?
北向き屋根には採光用の大きな窓が付いているとのことだが、外からでは確認できなかった。
こちらの足利市の地域メディアで詳しい解説や内部の写真が見られる。
http://www.ashikaga.life/2017/07/post-3661/
以上でこの日(11/26)の足利市文化財巡りは終了。スマホの歩数計を見たら2万4千歩でした。
今回訪ねた場所をエントリするにあたり「素通り禁止!足利」というPRコピーをよく目にしましたが、確かに見どころの多い街だと思いました。
そのコピーですが、東京側から見ると、そもそも足利は位置的に素通りできない(目的地として目指さないと行けない。通過できない)ように感じます。大宮や宇都宮や高崎が、或いは静岡や名古屋など幹線上にある街がそう訴求するのであればよくわかりますが・・・
まずは毎日通る人向けなのであれば、次にもっと遠くから人を呼び込むコピーをつくってはいかがかと思いました(魅力的なところでしたので)
11/25、26の両日で一斉公開された足利市の文化財は66箇所にのぼります。
ほかにもまだまだ行きたい場所があるので来年も再訪したいと思います。
(足利市のパンフ、2017年版より)