前回のつづき。
下侍塚古墳と道を隔てた斜め向かいに、大田原市の2つの資料館がある。
ひとつは歴史民俗資料館でこちらは無料。
農具だけでなく黒電話やミシン、計算機なども展示されていた。
こちらの「縄撚り機」に惹かれるものがあった。足踏み式の動力で複雑な動きをする(ようだ)
上記と隣り合う建物は、なす風土記の丘湯津上資料館でこちらは一般100円。
目玉展示は那須国造碑のレプリカ・資料と、水戸光圀が侍塚古墳を発掘調査したときの記録、大金重貞による「湯津神村車塚御修理」や光圀の家臣・佐々介三郎宗淳から大金重貞に出された書簡(こちらも複製)など。
出土した鏡の裏面などが細い筆で精密に描かれていてとても興味深かった。
残念ながらその部屋は撮影不可だったが、当館で購入した「栃木県立なず風土記の丘資料館第1回企画展 前方後方墳の世界」の図録16頁に、展示されていたその資料の写真があった。
笠石神社では宮司が不在で、国造碑は”見ただけ”でしたが、こちらでは学芸員の方(館長?)の丁寧な説明を聞くことができて、理解が深まりました。
ありがとうございました。
こちらは同資料館の一般展示のコーナー。このときは展示替えの関係で、古墳関連の展示はほあまり見られず。
住居遺跡や官衙、寺院関連の出土物が多い印象だった。