墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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八幡山古墳群 栃木県足利市八幡町

前回のつづき。

明神山古墳群がある丘陵のすぐ北西に、もう一回り規模の大きな丘陵と古墳群があった。

 

八幡山古墳群・6~7世紀の群集墳。

 

明神山の30数基に対し、こちらは94基と3倍の規模。今でも73基が残るそう。

栃木県指定史跡 八幡山古墳群
昭和30年7月26日指定
八幡山古墳群は、足利市中心街から渡良瀬川を挟んで南に約1kmの独立丘陵(浅間山)に続く、比高約40mの緩やかな丘陵上(憩いの森)に位置する、古墳時代後期(6世紀~7世紀代)の群集墳です。
昭和18年に丸山瓦全らによる古墳の調査では94基の古墳が確認されていますが、その後の道路工事や小学校の校舎建設により、いくつかの古墳が壊され、現在は73基の古墳が丘陵の中腹から麓にかけて残っています(内71基が指定)
古墳は直径約10mから30mの円墳で、古墳の表面には葺石と見られる河原石が見られます。また、古墳の内部には死者を埋葬するための石室が確認されており、石室内部からは人骨や鉄鏃、耳環などの副葬品が出土しています。
八幡山古墳群は、一つの丘陵に古墳が密集して造られ、その多くが現在も残っていることから、古墳時代後期群集墳の様相を良く示すものとして貴重なものです。
平成26年3月 公益法人足利市民文化財団 足利市教育委員会

 

マップの部分のアップ。

 

「憩いの森」の名の通り、古墳の眠る森は下草が刈られ散歩道もあって気持ちのよい場所だった。

 

スキー場のコブ斜面のようにそこここが盛り上がっている。

 

個々の墳丘の説明表示はない。

 

丘陵の周囲は住宅地。よくぞ残った。

 

落ち葉の中で目立つものが。

 

ここにも。

 

こちらにも。

 

 一番標高が高いところには小さな石の祠があった。

 

下る途中での古墳群。

 

 降りた東端には立派な標柱も。

 

一ヶ所石室(半壊)が見られる場所があるようで、こちらのヤマポン総研さんの「古墳Moodys」に写真があった。

http://kofunmoodys.fc2web.com/asikaga_3_yamabe.html#hatiman_yama

つづく。