近美で開催中(~2017/10/29)の「日本の家」展でも取り上げられている中銀(なかぎん)カプセルタワービル。
(写真は2016年夏時点)
昭和47年(1972)に竣工。
世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅であり、「メタボリズム」を具現化した、黒川紀章の初期の代表作。
それぞれの部屋(カプセル)がエレベータの通るコアに取り付けられていて、古くなったカプセルを交換することが可能な設計になっているが、実際には一部のカプセルのみを交換することが困難なので、今まで一度も交換されたことはないとのこと(Wikipediaより)
地上11階で下から見上げると迫力がある。
玄関口はちょっと手入れが必要な感じであった。
2階には中銀グループが入居。貸ビル業を営む中銀建物株式会社が母体で、中央区銀座に設立したので中銀(なかぎん)としたのだそう。
http://www.nakagin.co.jp/group/company_info/company_info1.html
汐留の歩道橋から。
1年間"寝かせて”いたのは、カプセルのひとつが埼玉県立近代美術館前の公園に屋外展示されていることを知り、合わせてエントリをしようと思っていたので。
昨年5月にここへ行った際にはすぐ手前の別の作品を撮ったにもかかわらず、カプセルの存在に気づかなかった。
10㎡のカプセルを外から鑑賞できる。
2011年に森美術館で開催された「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」で展示されたもので、かつて中銀ビル1階に置かれていた住居用モデルカプセルだそう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/中銀カプセルタワービル
”コア”に取り付けられる側。これが玄関になる?
玄関側から内部。
丸窓側から。チャンネル式テレビやツマミ式チューナーラジオ、オープンリールデッキが!
ベッドサイトの机は木製。
ユニットバスも。
過去にデイリーポータルZでも取り上げられていた。