秋葉原へ照明器具を見に行った時、いきなり素敵な煉瓦蔵に遭遇した。
秋葉原といっても昭和通りの東側で人の通りも少ない方。
文唱堂印刷株式会社のサイトには創業1927年(昭和2年)とあるだけで煉瓦建物については触れられていないが、いくつかのブログにはこの蔵も昭和2年築と記されている。
頑丈な扉が残る長辺は小口積み。
短辺の壁はイギリス積みと小口積みが混ざっていた。
今でも現役の倉庫として使われているようだ。
こちらの方のブログには内部の写真も掲載されていた。
文唱堂印刷レンガ倉庫 ( 東京都 ) - どら焼き親父写真館 - Yahoo!ブログ
そのすぐ北側には総武線の秋葉原・浅草橋間の連続アーチ。
大きなアーチの間に、細長いアーチ意匠が浮き上がる。
アーチ下はそれまであった建物が撤去された様子だった。
配管の継ぎ目の草が、人の手でアレンジされているように見えた。
道路が通るギリギリの地には新たな物件(?)も。
その後は中央通りを行き来して、マーチエキュートへ。
2階で「クラフトビール テイスティングスタンド by Tap Marché」というイベントが行われていて、13種のクラフトビール(1杯500円)が販売されていた(当イベントは5/21で終了)
奥の一画でくつろいでいた外国人観光客の団体が去ったところで。
三方をガラスで囲まれているが、天井は吹き抜けで(網はある)自然の風が通る気持ちの良い空間。電車を眺めながらおいしいビールを味わう至福のひとときだった。
このスペース自体が旧万世橋駅ホーム上にある。
中央線が頻繁に通過する。結構スピードが出ているので通常は目と目が合う事はない。
前回来た時は階段の鑑賞のみだった。
神田界隈の寺社とモダン建築・2 万世橋・マーチエキュート - 墳丘からの眺め
神田川にかかる万世橋の上から。やはりここで撮りたくなる。
その背面の秋葉原の街も。
橋の北東側に「船着場」と書かれた板があった。
回り込んで反対側から見たところ。左下に下りても水面までは1m以上の高さがあった。
対岸の謎の小部屋。
万世橋交差点から国道17号を昌平橋方向。