墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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万寿森古墳 山梨県甲府市湯村

前回のつづき。

天神塚古墳の見学後、甲府盆地の北辺を西へ移動。

左側に桃畑と御坂の山並みを見ながら。バックに白い雲が連なるが中央やや右は富士山。

 

 車で30分ほどの場所に万寿森(まんじゅもりこふん)がある。

 

車一台が通れるほどの住宅街の道を進むと、開けた場所にきれいな形の円墳があった。

 

説明板は英語と中国語も書かれた3ヶ国語仕様。

山梨県指定史跡 万寿森古墳(まんじゅもりこふん)
所在地:甲府市湯村3-462-1他
墳形:円墳
規模:直径約25m、高さ約7m、石室全長13.2m
指定年月日:平成28年2月22日
万寿森古墳は石室の全長が13.2m(玄室7.9m、羨道5.3m)あり、姥塚古墳(笛吹市・石室全長17.54m)、加牟那塚古墳(甲府市・石室全長16.75m)に次いで県内第3位を誇ります。無加工の比較的小振りな石材を、横目時を基調として積み上げていることから、横穴式石室の古式な様相といえます。
石室は早くから開口していたものと思われ、副葬品は伝わっておりません。また江戸時代には火薬庫として利用されていたことから、煙硝蔵とも呼ばれていました。
平成17・18年の発掘調査により周溝が確認され、出土した須恵器から6世紀の第2四半期頃に加牟那塚古墳に先行して築造されたと想定されます。

 

南に向く石室。重厚な鉄扉でがっちり閉じられていたが、入口の巨石は堪能できた。

 

昇寛さんのサイトに、県立考古博物館による見学会時の石室内写真が紹介されている。

甲府市万寿森古墳 » 埼群古墳館

上記では周囲が藪状態のようだが、現在は草も刈り込まれてきれいに整備されていた。

 

周囲を一回りすることもできる。

 

振り返ると白銀の南アルプス(北岳?)を遠望できた。

 

墳丘に上がらせていただいた。石室入口の左(南東)側。

 

右(南西)側。

 

パノラマで。

 

背後(北側)は山。

 

墳頂を入れて東方向。

 

墳丘を北側から。石室入口の背面になる。

 

墳丘を東側から。

 

上記の右奥をズームで。甲斐駒ケ岳が望めた。

3年前に登った山。

甲斐駒ケ岳登山① 2014年8月 @南アルプス - 墳丘からの眺め

 

”古墳広場”の北東隅に気になる細道があったが次の機会とした。

 

一回りして。

つづく。