前回のつづき。
横須賀市自然・人文博物館を訪ねた帰りに、駅の南側の丘上を廻った。
手すりと柵のある石段を登ると、家並みの対岸に中央公園が望めた。
すぐに道は下り坂に。
空が広い道。
その先の石段下から振り返って。
昭和風のお宅が残っていた。
バス通りに出て対岸へ渡り、再び石段へ。
かつて自分が小学生だった頃、この近辺に従兄弟の家があった。その後に間もなく引越してしまったが、夏休みに家を訪ね、家からは駅の音が聞こえた記憶がある。
行けば家があった場所が、わかるかもと思ったが、全くわからなかった。
二差路になって神社の方へ。
中里神社の鳥居があった。
斜面に平地を造って建てられたお堂。御祭神は倉稲魂命と伊勢大御神。
裏手には崖穴に祠があった。
お堂の右手の道を奥へと進むと階段の二股路に。
振り返ったところ。左が中里神社からの道。
ここはスイッチバックはせずに、正面の石段を登った。
登って振り返って。
突き当たりのT字路を、赤いコーンに惹かれて右へ。
造成を終えて売り出し中の場所があった。
境界に煉瓦塀が残っている箇所があった。
段々畑のように住宅地が並ぶが斜面上から連絡する道はなかった。
あとでグーグルアースで見ると、庭のある大きな一軒屋があった。
そのまま進むと行き止まりに。
もどって、先ほどのT字路の左側へ進む。
両側が切れて橋のようになっている尾根道を行く。
駅から遠ざかるような雰囲気だったので道行く人に駅への近道を聞くと、その先を右に折れて徳寿院さんの横を通るとよいとのご返事だった。
崖下にちらりと見えた駅のホーム。
言われたように、途中で右に下る小道を行くと寺社の前に出た。
左の道を降りてきた。
豊川稲荷横須賀別院・豊川山徳寿院というお寺だった。
崖を細長く削った境内の先に成田山不動尊も。
境内から北側の眺め。
崖下への参道は長くて急な石段だった。
おそらく丘の上に住んでおられる年配の方が、買い物カートを持ちながら慎重に下りていた。
途中にクランクがあってさらに下りる。
標高差は大体30m、丘の上からだと40m以上になるようだ。
石段から横をみるとほぼ垂直の崖とぎりぎりに建つビルが。
クランクの踊り場から見上げて。
そこから下。
一番下のあたりに、華道家元(池坊の方?)の立派な石碑があった。横は魅力的な裏道だが通行禁止。
下から見上げて。
参道入口はビルの中だった。
中は屋内アーケード。
道なりに行くと横須賀中央駅に出た。
つづく。