いくつかの部屋を巡って最後のほうのひと部屋全体に一点の展示。
照明が若干落とされていて、目を凝らすと赤い何かが部屋の中央に浮いていた。
目線を下げると、壁から細い赤糸が中央が円になるように張られ、円の周囲に結ばれた垂直方向の糸が「もや」のように集まっていた。
見ている側は上からや下から、右から左からを視点を変えながら、不思議な「三次元作品」を楽しんでいた。
下記が公式サイト。
池内晶子 | 出品作家|アーティスト ARTIST|未来を担う美術家たち 文化庁芸術家在外研修の成果|DOMANI・明日展
若手芸術家の海外研修制度が文化庁によって50年前に始められ、1998年からその成果発表の機会として「ドマーニ・明日」展が毎年開催されている。今回はその第19回。
未来を担う美術家たち 19th DOMANI・明日展 文化庁新進芸術家海外研修制度の成果|企画展|展示会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
13人の作家により、絵画や工芸、メディアアートなどの作品が部屋ごとに並ぶ。パワフルで迫力のある作品もあれば繊細で静かな作品もある。次の部屋への通路をくぐる度に、どんな作品が現れるかを期待しながら巡るのが面白かった。
入館料一般1000円。2/5まで開催(火曜休館)
美術館内部の構造物(柱?)の表面が、備前焼みたいに感じられた。