墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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愛宕神社古墳(父塚) 埼玉県川越市富士見町

前回のつづき。

仙波河岸公園内には崖上の愛宕神社への階段が設けられていた。 

 

階段下にあった神社の案内。

愛宕神社
地形は高さ6m、東西30m、南北53mの円墳で父塚といわれ川越市の指定文化財となっています。鎌倉時代、武蔵七党のひとつの村山党に属した仙波七郎高家の墓という説があります。
祭神は火産霊命(ほむすびのかみ)で、文禄2年(1593)正月、山城国の愛宕山に鎮座する愛宕神社から分霊を奉祭したものと伝えられます。
古来より火伏の神、麻疹の神として信仰されてきました。麻疹が軽く済むようにと母親が子供を抱いて社殿櫓の下をくぐり抜ける習わしがあります。その祭礼は7月24日で、7月13日の浅間神社(母塚、初山)の後に行われています。

 

階段の上から。崖下との比高差は10m以上になる。

仙波河岸公園の自然観察湿性地が見えている。

 

台地の端に、愛宕神社古墳が聳えていた。 

・愛宕神社古墳(父塚)高さ6m。東西30m・南北53mと、円墳といいつつかなりの楕円型に残る。6世紀中頃の築造。

 

 石段下の説明板。

愛宕神社古墳(市指定・史跡)
仙波台地の東南端上に築かれたもので、かってこの付近一帯には六つ塚稲荷の名称から考えても多くの古墳群が存在していたことがうかがえる。高さ6m、東西30m、南北53mを有し、基壇のある二段築成の円墳で、幅約6mの周溝が東南の斜面を除いて巡っている。6世紀中葉期のものと思われる。現在は愛宕神社が祀られている。
昭和63年3月 川越市教育委員会

 

なかなか急な石段。6mの高さはかなりインパクトがある。

 

墳頂から。

 

まずは神社に参拝。

 

拝殿の後ろの本殿はキュートな大きさだった。

 

拝殿の裏側から。崖下側は草が繁っていて眺めがなかった。

 

一回りして石段の前から西側の眺め。すぐ右手は国道16号線。

 

ズームすると山並みも写った。

 

国道16号の側から見た墳丘。

つづく。