前回のつづき。
羽田の赤レンガ堤防は天空橋の南側から続いているが、かつての姿を最もよく残していたのは下記の案内図右下の、2つの橋梁に挟まれたエリアだった。
(本羽田公園の案内板)
旧堤防が陸地側に凹んでいたエリアが、宅地化されずに船だまりになっていた。
立派な水門もつけられていた。背後は大師橋。
堤防の外にも小道がついていて、そこから赤レンガ堤防を見ると背丈以上の高さになる。
昭和の面影が感じられる?
レンガ壁はコンクリの基壇に載っていた。レンガの下部がコンクリ斜面との間をきれいなカーブでつないでいた。
振り返ったところ。
堤防内側はひざほどの高さ。
地形に沿うようなカーブはレンガ造りならではでは。
大師橋に上がる歩道橋から。
埋め立てを免れたから、赤レンガ堤防もきれいに残った。
この場所は小型船舶免許の試験会場だった。
一本陸側の通りから。赤レンガの高さより、道路への石段の方が高かった。
背後は大師橋へ上る階段。
大師橋の西側にも、レンガ遺構は少し残っていた。
風化に耐えている端。
住宅の壁と同化したところ。
ここから先もかなり歩いたが、もう赤レンガ堤防の痕跡は見当たらなかった。
上記のレンガ壁と道を挟んで、喜修山正蔵寺。左奥は羽田神社の建物。
大師橋の東側にあった医王山龍王院。
天祖神社。
重幸稲荷神社。
穴森稲荷や玉川弁財天とともに、羽田七福稲荷のひとつとなっている。
毎年1月1日~5日に「いなりめぐり」の催し物があるそう。
http://www.anamori.jp/inarimeguri_shiori.pdf
八雲神社。神社やお寺の密度が高いエリアだった。
行徳のあたりを歩いた時を思い出した。
自然が創ったようなカーブに歴史を感じる。
こちらの居酒屋さんは地元の焼肉チェーン店のようだが、2階の提灯に惹かれた。
つづく。