8月のある日、お通夜があって妙蓮寺へ。
もともとお寺の敷地であったところに駅が出来たそう。
踏み切りからすぐに山門となる。
屋根の立派な本堂。
本堂は台地の斜面に立地しており、裏手には滝があった。
本堂前から山門方向。東急が通る。
もとは鎌倉期に日蓮聖人によって京都に創建されたが、天正15年(1587)に現在地に移転、1平方km(TDR+TDSの広さ)の敷地に27の塔頭がある大寺院だったが天明8年(1788)の大火でほぼ焼失、その翌年から漸次復興してきた、とのこと。
斎場前から駅の方向。線路の先にも台地が見えた。
かなり早く着いてしまったので、その台地に向かって歩いてみることにした。
妙蓮寺の駅の向こう(西側)はさらに標高が下がって、一番低いところに流れるプール(菊名池プール)があった。
道をはさんで北側には菊名池。
池の端が波立っていた。
近寄るとさらに激しくなった。
前門のヒト、後門のコイで亀が行きつ戻りつ。
池の緑は蓮ではなく、サトイモ(?)のようだった。
池の北側を少し上ると「菊名池公園」の表示のある出入口があった。
その脇には井戸があり、水が湧き出て池へ流れていた。
公園の先には台地があり、銘板がつけられた坂があった。
枝道には車では無理そうな傾斜の坂もあった。
坂を上ると住宅地が広がっていた。何棟かを壊したような広い造成地があったが、発掘したら古代住居跡があるのではないか。
住所が「富士塚」だったので、塚を探してみたが、マップを見ても富士塚のようなものは見当たらなかった。
その代わり、手作りの銘板が掲示された坂がいくつもあって探索を楽しめた。
こちらは八丁坂。
途中からかなり急になったのでここまで。
反対側、南方向への坂。
振り返るとお屋敷が。
こちらもよい感じの細い坂だが名前の板は無かった。
駅の方へ戻るのに別のルートをとってみた。
途中で振り返ると「コウバン坂」の表示があった。
昭和の面影を残す魅力的なお屋敷。
台地に沿ってカーブする、斜面に張り付くような細道。
さらに下っていくと水道道に出たところに交番があった。
ニバン坂があったのでイチバン坂を探していたらコウバン坂の横道を入ったところに発見。
この坂に沿って広い敷地のお屋敷があった。
菊名池側から見たあるお屋敷の木立はまるで古墳のようだった。
振り返ると菊名池。
(写真はすべてiphone)
あとで坂名の由来を調べていたら、こちらの坂学会の奥深いサイトに行き当たりました。profile/イチバン坂
そのサイトに地元自治会がつくった下記の資料集が添付されていました。
まだまだ富士塚界隈には名前のついた坂がまだまだ沢山ありました。
「富士塚」があるのかどうかを調べていたら、こちらのかたのサイトに行き当たりました。
古墳!?
再訪したい場所が増殖していきます・・・