墳丘からの眺め

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豊田狐塚古墳から6世紀中頃の横穴式石室発見のニュース

直近で下記のエントリへのアクセスが増えていて、天理市教育委員会から調査結果発表があったことを知りました。

  

下記の朝日新聞記事によれば、2月には土で覆われていた床面がきれいに露出され、石が敷かれた様子が写真でわかります。副葬品として須恵器50点以上や土師器器、玉類、馬具や武器などの鉄製品も確認されたそうです。

記事にあった被葬者にまつわる解説も興味深いものでした。

物部氏の拠点とされる布留遺跡や同氏ゆかりの石上神宮を見下ろす高台に位置することもあり、同氏の首長層に次ぐ有力者の墓の可能性が高いとみている。

 

こちらの奈良新聞の記事では、床面で見つかった木片から少なくとも木棺3基があったとの説が紹介されていました。

発掘された土器の年代について、奥壁よりも入口付近が新しいという違いが認められたことから、追葬が行われた可能性にも触れられています。

 

出土した鏡の破片の写真もありました。

 

 

今週末の4/9(雨天時は4/10)に現地説明会が行われるそうです。

豊田狐塚古墳発掘調査現地説明会/天理市ホームページ