前回のつづき。
国宝・正福寺の地蔵堂を参拝した後は、スマホ地図を頼りに地元の歴史館へ向かった。
沿道では敷地に大木が聳える家があちらこちらにあった。
心和む風景。この町並みを後代に残していただきたい。
ついつい入りたくなる横路。
その先には桜が聳えていた。
生垣が続く箇所も。
こちらも魅力的な道だが反対方向だったので入口だけ。
ゆるい下りを進むと前川に出た。桜並木は二分咲きぐらいだった。
が、満開の枝もあった。
そこから団地の中を通っていくと、東村山市ふるさと歴史館に着いた。
入館は無料。
公式サイト東村山ふるさと歴史館/東村山市には「市内の小学校3年生の社会科見学のための企画展示を開催しています」とあるが、大人にも充分見応えのある展示だった。
ロビーに置かれた縄文後期の丸木舟(の未製品)長さ6.6mもある。
常設展示室へ。
時代ごとのコーナーでまとめられているが、照明や展示の仕方などが今風で見やすい。
東山道武蔵路のパネル展示。古代の道は大変興味深い。
鉄道の変遷も同じく興味深かった。武蔵野鉄道は、なぜ所沢でS字カーブを描いたのか…
正福寺地蔵堂の20分の1模型もあった。
反対側から見ると、スケルトン模型になっていた。
組も物のひとつひとつまで精巧に丁寧に作られている。
ケースが大きくて裸眼で文字を読むことは難しかった…
が、これだけでも来たかいがあった。
右は正福寺にあった「貞和の板碑」のレプリカ。
大正末期頃の東村山駅西口。レイアウト展の催しの出品作のような気合を感じた。
正福寺の千体仏のレプリカ。これらが並ぶ実際の内部の様子を11月3日に見てみたい。
火縄銃の展示もあった。
こちらは特別展示。縄文後期の漆塗り杓子柄。材質はイヌガヤ。
元の全体の形が想像できなかったが相当なデザイン力。握りやすさを実際に触れて感じてみたい。
こちらはベンガラ漆を塗った注口土器。曲線がプロの仕事っぽく感じた。
見学後はバス道を東村山駅方向へ向かった。隣の神社の境内では桜の大木が五分咲きぐらいになっていた。
諏訪神社の境内だった。
本殿は江戸初期の建立で市指定文化財。
桜の枝が静かに揺らいでいた。
駅前の若木の並木はほぼ満開だった。
帰りは西武国分寺線で国分寺駅を経由した。
つづく。