前回のつづき。
水戸芸術館を見たあと、駅の観光案内所でいただいたマップを見ながら周囲を歩いた。
2ブロックほど離れたところに地元の博物館があった。
水戸市立博物館
パンフには「水戸市の歴史、美術、自然に関する資料が展示されています」とあった。江戸期の水戸城のジオラマは面白かったが、期待した考古資料展示は見当たらなかった。平成28年4月から耐震工事で休館するそう。
入館無料、内部は撮影禁止。
市立博物館の前の国道349号は台地下へ高架で降りて行く。その先には那珂川を渡る橋。
上記の左奥をズームすると屏風のような山塊が見えた。
台地上の道を南東方向、水戸城址の方向へ歩いていくと水戸東武館があった。中から剣道の練習のような音が聞こえていた。
その隣にはメルヘン的モダンな建物。
国登録有形文化財 水戸市水道低区配水塔
昭和7年竣工。設計は後藤鶴松。熱海や真鶴など全国の水道工事を手掛けた水道技師。
入口上のアーチが見事。下から撮ると、最上部の塔が見えない。
以下は水戸市のサイトより
水戸市水道低区配水塔は、下市地区へ良質な水道水を市民に供給するため、昭和7年(1932)に造られました。設計者は後藤鶴松で、高さ21.6m、直径11.2mの円筒形のコンクリート製です。塔の中央にはバルコニー風の回廊がせり出し、それを境に上部正面の2箇所、10箇所の窓にレリーフが彫られています。また上部がアーチ状になった窓があり、1階入口の上部にはゴシック風装飾も施された意匠が特徴です。竣工以来、戦火をも免れ配水塔として機能してきましたが、平成11年度をもってその役割を終えました。昭和60年(1985)には近代水道百選にも選ばれています。
横には、軒周りのデザインとスクラッチタイルが昭和初期風の建物。
残念ながら敷地内には入れなかった。
鉄さびた色の水道栓も。
道の反対側から撮ると電線がかぶる。
ということで斜めからとった。
ぎりぎり陽が当たっていた最上部。上がれたら眺めがよさそう。
こちらに詳しい記事があった。
東京新聞:庶民潤す洋風の水がめ 水戸市水道低区配水塔(水戸市):名建築を訪ねる:東京情報・遊ぶ(TOKYO Web)
つづく。