墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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諏訪大社上社本宮 長野県諏訪市

前回のつづき。

神長官守矢資料館とその周辺を見学した後、諏訪大社に向かった。

信濃国一宮の諏訪大社は全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社(Wikipediaより)

諏訪湖を挟んで南に上社(かみしゃ)、北に下社(しもしゃ)があり、上社には本宮と前宮、下社には秋宮と春宮がある。

 

神長官守矢資料館は上社の本宮と前宮との間に位置する。時間の都合で今回は前宮には寄らず、まず上社本宮を参拝した。

 

南側の駐車場から見た参道。

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大きな御柱(おんばしら)が聳えていた。御柱は各社の四隅に立っている。

6年に一度の御柱祭は来年の平成28年に行われる。

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以下は説明板より。

御柱(おんばしら)

本宮ニ之御柱である。 長さ五丈(約16m)直径約1m(目通り)の樅の木である。御神徳の更新を祈る氏子の魂を結集した御柱である。上社綱置場(御柱置場)より20数キロの行程を数千人の氏子の奉仕により曳行されるので裏側は擦り減っている。茅葺の御宝殿と共に寅歳と申歳の七年目毎に建て替えられる御神木で神域の四隅に建立される。御柱祭は天下の奇祭として有名であり、次回の御柱大祭は平成28年丙申歳に行われる。諏訪大社

 

境内に向かう渡り廊下。

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上社の御柱祭で使われるメド梃子。

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御柱を山から曳行する際、柱の先頭にV字に組まれたこの木に人が乗る。

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上社の曳行のクライマックスは川越し(上社にも坂落としはあってメド梃子をつけたまま落ちる「美しさ」が重視されているが、下社の坂の方が急勾配、とのこと)

御柱祭 - Wikipedia

 

渡り廊下の横には曳いた柱を立てる場も用意されていた。

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上社本宮の境内に入る。苔が美しい手水盤。

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拝殿へのラインは山に向かうのではなく、斜面と平行している。

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神紋の「梶の葉」がゆらめく拝所。

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その先に見える幣拝殿

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上社本宮祭神は、諏訪大社全体で祀る主祭神でもある建御名方神 (たけみなかたのかみ)

なお、本来の祭神は出雲系の建御名方ではなくミシャグチ神、蛇神ソソウ神、狩猟の神チカト神、石木の神モレヤ神などの諏訪地方の土着の神々であるという説もあるそうだ(Wikipediaより)

 

境内から宮川側の参道。

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上記写真の左手に5年前の「本宮一之御柱」が立っていた。

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そばにいらしたガイドの方に「裏側をみなさい」と言われた。御柱を、道路の上をズリズリと曳行して来る際に削れた跡が残っていた。

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整備された土俵。

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樹齢千年と言われる大欅(ケヤキ) 以下説明板より。

古くは贄(にえ)・御狩(みかり)の獲物(お供物)を掛けて祈願したことから「贄掛けの欅」と呼ばれ境内最古の樹木のひとつである。

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周囲を囲われて大事に守られている大きな根元。

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鳥居の目の前にとてもおしゃれなカフェ(甘味処)もあった。

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つづく。