前回のつづき。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑は靖国神社側から千鳥ヶ淵に沿って400mほど南にある。南側の出入口には駐車場もあった。
前回記事の文末で戦没者墓苑に参拝したと書いたのを、あとで追悼したと修正した。
が、追悼したと言うほどしっかりしたものではなかったので、「墓参り」つまり「お参り」に再修正した。
こちらによれば「おまいり」にも2通りあるようだ。
英訳での動詞はvisit。自分の場合もこちらに近かったかも。
入口を入っていくと海外主要戦域別の戦没者数一覧図のパネルがあった。
総数240万人の戦没者数は昭和12年7月7日以降、各主要戦域毎の軍人軍属及び一般邦人の数とあった。
フィリピンの518,000人が最も多く、中国本土465,700人、中部太平洋247,000人、東部ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島 246,300人、中国東北地区(旧満州)245,400人、沖縄186,500人、インド・ミャンマー167,000と続く。
地図の右側に続いている説明板。
ここ千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、先の大戦において海外で亡くなられた戦没者の御遺骨を納めるため、昭和34年3月、国により建設された「無名戦没者の墓」です。
ここに納められている御遺骨は、昭和28年以降政府派遣団が収集したもの及び戦後海外から帰還した部隊や個人により持ち帰られたもので、軍人軍属のみならず、海外において犠牲となられた一般邦人も含まれており、いずれも遺族に引き渡すことのできないものです。(後略) 厚生労働省・環境省
36万を越える御遺骨が納められている。環境省_千鳥ケ淵戦没者墓苑
屋根付きテラス(前屋)の先に施設があった。
シンプルな六角堂。設計は谷口吉郎。
献花させていただいた。
献花台から振り返ったところ。
休息所前には蓮が植わっていた。
いつになく、蕾に希望を感じた。
「おいしそう」な種だった。
毎日公開。4~9月は9時から17時まで、10~3月は16時半までになる。