会社関係の会合で、文化財級の建物のお店へ伺う機会がありました。
以前、坂道さんぽで「出くわした」個室料亭 雑司が谷 寛。
黒い板塀に囲まれた立派な門構え。
昭和初期の流行作家三角寛 - Wikipedia(1903~1971)の邸宅がそのまま個室料亭になっています。
面白いデザインの玄関の引き戸。
玄関を上がった正面の、龍の浮き彫りのある板戸。
きれいに漆が塗られた壁。作家ご自身で塗られたとのこと。
縁側の戸には、貴重な波打つガラスが残っていました。
1階に6部屋あり、この日は人数が多かったので2部屋通して使わせていただけました。2階は事務室となっているそうです。
床の間には「ひとのよ弁天さま」
以下はお店のサイト雑司が谷 寛へようこそより。
建物は築90年程になりますが、当時の趣をそのままに、殆ど手は加えられておりません。各部屋の壁は、三角寛がそれぞれ自身で色を調合し塗装を施したそうです。
今年2015年は昭和90年にあたるので、大正期の建築ということになるかと思います。
経営は(株)女将塾で、サイトによればこの場所が事務所にもなっていました。
貴重な文化財の内部で美味しい懐石料理を気持ちのよいサービスのもとでいただくことができました。ありがとうございました。