墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

重要文化財・聖徳記念絵画館 @明治神宮外苑

前回、国立競技場跡を見に行った際に、隣接する「絵画館」に立ち寄った。

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正面右端の壁には、重要文化財のプレートが嵌っていた。

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重要文化財 聖徳記念絵画館

 所在地 新宿区霞ヶ丘1番1号

 設計者 明治神宮造営局

 竣功年 大正15年(1926)

明治神宮外苑の中心的建造物、聖徳記念絵画館は、明治天皇昭憲皇太后の御事蹟を永く後世に伝える壁画を展示することを目的に建設されました。設計は一般公募され、一等当選の小林正紹氏の図案を基に、明治神宮造営局(佐野利器、小林政一)が修正を加え完成したものです。重厚な外壁は岡山県万成産の花崗石張り、中央頂部に象徴的なドームをのせ、左右対称両翼部の2階が和・洋大壁画(縦3m、横2.7m)80枚の展示室となっています。正面階段よりアーチ型の玄関を入ると、ドーム天井の大広間には、国産大理石のモザイク床、石膏レリーフ装飾などが配され、我が国鉄筋コンクリート造の初期建造物として意匠的、技術的にも建築史上大変貴重な建築物であります。

平成23年6月20日付で明治神宮の宝物殿とともに、国の重要文化財に指定されました。

 

重文指定は意外に直近で2年前だった。

入館時にいただいたパンフによれば、設計の一般応募は156点あったとのこと。どんな案があってどのように選ばれたのだろう。

着工から竣工まで7年かかって完成した。

 

正面、池の対岸にまわって撮った1枚。

堂々とした建築だが、左右に連なる展示棟は屋根側から採光しており、正面に窓がない。そのことがこの建物を記念碑風な、少し近寄りがたい印象にしている。

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左右(東西)が112mあり、自分のカメラでは全貌が一枚に収められる場所が見つからなかった。

東京駅330m、国会議事堂206mに比較すれば短いが、上野の東博とほぼ同じ横幅がある。

 

ドームの上までの高さは32m。東京駅の復元されたドームの高さ33mに近い。

横道にそれるが、新国立競技場は、この倍以上の70mの計画。江戸東京博物館の高さ62m、東京ドームのグランド面からの高さの62m(地上高56m)を凌駕する。

 

自転車のヘルメットのような流線型の新国立競技場が隣に建つと、古代風の印象がより強まるように思う。

 

正面階段を上り、はじめのドアを抜けると施設維持協力金(500円)を納めるブースのある広間になる。ここの内装も素晴らしい。

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ここから内部は撮影禁止。

外装は頑丈な要塞のようだが、内装、特に中央ホールの内壁は全国各地の大理石がふんだんに使われていて華麗だった。

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ホール左右の両翼に明治天皇の事蹟を記念する絵画群が掲げられ、日本の近代の幕開けとなった時代の歴史的場面を知ることが出来る。

日本史教科書の挿絵にある「大政奉還 @二条城 」( 画:邨田丹陵)のオリジナルもここで見られる。

 

下は、正面階段の上から南側方向。この日は自転車のイベントがあって賑わっていた。その先に軟式野球場があり、その向こうに人気の撮影スポットになっている銀杏並木がある。銀杏並木までは500m、青山通りまでは800mほど。

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