墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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国立競技場跡 東京都新宿区・一部渋谷区

霞ヶ丘アパートの回のつづき(下書きと公開のボタンを間違えて順序が逆になってしまいました・・・)

 

日本青年館から北側を見ると、国立競技場があった場所が囲われて、その向こうに空が大きく広がっていた。

かつての青山門のあたりから。

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道路に沿って歩いていくと、一部残っている部分があった。

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手を上に伸ばしてフェンスの網越しに撮る。内部はほぼ更地。

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その先にも、スタンドの一部が見えてきた。

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上記のコンクリの塊の逆サイドは巨大な「純粋階段」

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跡地の周囲を逆時計回りに歩いていくと面白い壊し方をしている建物があった。新たな構造物と繋げるのだろうか。

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「National Stadium Sendagaya Gate」から。中は、ほぼ更地だが左奥に先ほどの「大階段」2ヶ所が見える。

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「外苑橋」付近から。

石垣はGoogle mapに「千駄ヶ谷門」と記されている。「江戸城外濠の古石材を宮内庁より譲り受け原型のまま積み上げたもの」で、新たな競技場建設後もゲートとして残るようだ。

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新国立競技場のプランは公式サイトに詳しい。建物敷地は7.3ha。地上6階で高さ70mとなる。

 

全体の敷地面積は約11haで日比谷公園16haの7割弱となる。

日本青年館や明治公園の敷地を含むが、南に隣接する霞ヶ丘アパート用地が新たな公園として整備されるようだ。

 

3年前、2020が東京に決まる前にNHKで、SANAA vs ザハという構図の番組を見た記憶があった。

世界を舞台に活動する建築家ユニットSANAAを構成する妹島和世と西沢立衛の生い立ちや作品を追いながら、世界各地のコンペで競い合っているザハ・ハディッド(イラク出身イギリス在住) との「勝負」を取り上げていた。

SANAAは、ルーブル・ランスでのコンペでザハに勝ったが、新国立競技場の最終コンペで負けた。番組では新国立競技場発注者側の審査委員長・安藤忠雄氏と審査員の方々の様子も映していた。

SANAAによる新国立競技場案は、競技場の外と内で風が流れるような開放的なプラン。ザハ案に決まった主なポイントは、観客からの視点が競技場中心に集中していく構造をとっていることだったとおぼろげに記憶している。録画したがHDDが満杯になったときに消してしまった・・・

検索するといくつかヒットする。

[SANAA 建築の冒険]の番組概要ページ - gooテレビ番組

 

下の写真は、国立競技場の東隣りの東京体育館。高さ27mの現在の建物は1990年に竣工(全面改装)

設計は槇文彦(他に幕張メッセや代官山ヒルサイドテラス~猿楽塚古墳あり、新潟の朱鷺メッセなど)

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千駄ヶ谷駅前の案内板。旧国立競技場と東京体育館との位置関係、大きさの違いがわかる。

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