前回のつづき。
地下鉄表参道駅から根津美術館までの500m弱の都道413号(みゆき通り、フロムファースト通り)には「表参道(約1km)」と同様に個性的な建物が立ち並ぶ。
いつのまにか完成間近の物件。
伝統の編み細工のような外観。
ステラ・マッカートニーという、ポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーの次女のブランドの店舗のようだ。
斜向かいにはプラダブティック青山店。設計はヘルツォーク&ド・ムーロン。
多くの人がカメラ(というよりスマホ)に収めていた。
小道をはさんでガラス壁のカルティエ南青山店、設計はフランス人ブルーノ・モワナー。背後のスノコ板のような壁面がザ・ジュエルズ・オブ・アオヤマで、設計は光井純&アソシエーツ建築設計事務所。
その隣にはヨックモック青山本店ビル。竣工は1978年だが2009年に内装をリニューアルしていて古さは感じられない。設計は現代計画研究所、施工は大成建設。
Wikipediaによれば(株)ヨックモックの創業は1942年5月、1957年8月に足立区梅島に工場をつくり、1969年に百貨店向けの菓子販売会社として設立し「シガール」の販売を開始した。スウェーデン北部にある町の名前「Jokkmokk」が、社名の由来となっているそうだ。
自分はこれまで外国の会社だと思っていた。会社のサイトによれば、2011年のグループ売上高は146億円。
シュロス青山ビル。1994年竣工の賃貸ビルだが「新しさ」を感じさせない。
2,3棟を隔てて港区立青南小学校。岡本太郎や北杜夫、仲代達矢、松本隆も通った1906年創立の小学校。
昼休みだったのか沢山の子供たちの明るい声が響き渡っていた。
小学校前から表参道方向は、道が少し下がってまた上がる様子が見て取れた。
「建築物博覧会」だけでなく高低差も味わえる、散歩が楽しい通りでした。