12/29の土曜日、茨城県の古墳探訪に出かけた。
家族それぞれ用事があって、単独墳行。
常磐道の日立南太田ICで降りて、まずは常陸太田の郷土資料館を訪ねた。
1年半の改修工事を経て、先月(2014/11/22)にリニューアルオープンしたばかりだった。
昭和11年(1936年)、地元の名士である梅津福次郎の寄付により太田町役場として竣工。設計は水戸の小林工栄所長の小林豊次。
昭和29年に常陸太田市役所、昭和55年に常陸太田市郷土資料館となった。
月曜休館、9時~5時開館。入館無料。
スクラッチタイルの壁面が美しい。電線を気にして道路の真ん中で撮ったら下が切れてしまった。
南東角が塔のような外観になっている。
その下には、寄付者の梅津福次郎の銅像がある。郷土資料館は「梅津会館」と呼ばれている。
館内には、銅像と本人とのツーショットもあった。
戦時中に銅像は供出された。子供の笑顔が大人びている。
立派な車寄せ。
逆側から。アーチ上部の要石・キーストーンのデザインが正面と側面で異なる。正面の円形には市章がはいっている。
車寄せ内側から。要石の裏側には、燕の巣跡。
1階ホール内部。役場事務室だった場所。今はさまざまな歴史資料が展示されている。
北側の階段室。地元の真弓山系産出される大理石がふんだんに使われている。こんなに太い親柱は初めて見た。
踊り場から見た1階。
2階のホール。
かつての会議。
シャンデリアや壁の灯もきれいに修復されている。
屋上へのはしご段のような階段。塔屋には戦中、軍の監視哨が置かれていた。
2階ホールの扉の上部。通風孔や明かりとり窓のデザインがモダン。
2階窓からの眺め。瓦屋根の町並み。
修復中の場所も多い。ここは2011/3/11当時、震度6弱だった。
正面には広い駐車場がある。嬉しい無料。
つづく。