墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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高野山の名宝展 サントリー美術館 @六本木

高野山開創1200年記念の特別展。12/7まででこのあと来年1/13~3/8まで、大阪あべのハルカス美術館へ巡回する。

11/28、金曜日の夜間開館、会社の帰りに立ち寄った。

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ポスターにある国宝の八大童子像(のうちの6躯が運慶作)の他にも、平安時代の仏像、仏画などの展示もある。

混雑はなく、ひとつひとつの「名宝」とじっくり対面することができた。土曜日も20時まで開館している(入館は19:30まで)


上記HPの説明より転載。

「唐で密教を学んだ弘法大師空海は、密教修行の根本道場とすべく、弘仁7年(816)勅許を得て高野山を開きました。・・・山上には「山の正倉院」とも例えられるほどの文化財の宝庫が形成され、なかでも核となる仏教芸術は、我が国最大規模を誇るものです。

本展は・・・特に鎌倉時代、仏教彫刻界に新風を吹き込んだ仏師・運慶による国宝「八大童子像」を八躯そろって存分に鑑賞できる貴重な機会となります」

 

八大童子像は最後の部屋に勢揃いしていてガラスケースなしに直接拝観できる。像との距離があるので、よく残っている彩色や截金模様を見るには単眼鏡があったほうがよいかも。小さな子供ぐらいの大きさだが、生きているように感じられるほどリアルだった。

 

その前の部屋の、快慶作の四天王立像(重文)も見事だった。東大寺大仏の周囲を固めていた高さ13mの四天王(現存せず)の縮小モデル(それでも展示では見下ろされる高さになる)との説もあるそうで、拡大した姿を想像すると面白かった。

 

このほかにも、携帯立体曼荼羅のよう諸尊仏龕(国宝・唐時代)や凛々しい大日如来坐像(重文・平安時代~仁和3年/887年)、巨大な五大力菩薩像、うち無畏十力吼菩薩像(国宝・平安時代 10~11世紀)、快慶作の豪華な孔雀明王坐像(重文・鎌倉時代~正治2年/1200年)など、「目玉作品」の多い展覧会だった。

 

上記の作品の画像はインターネットミュージアムで見ることができる。

美術館・博物館・イベント・展覧会 [インターネットミュージアム]

 

美術館を出て、外に出たらきれいなライトアップが。

まだ残るイチョウの葉の黄色が照らし出されてきれいだった。

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