昨日(11/25)の日経朝刊の科学技術面にあった記事。
LED光の検知機能をスクリーンに組み込み、スクリーンに映し出した伊能忠敬の地図に懐中電灯型LEDライトを当てると、光が当たった範囲だけが現代の地図に変わるという仕組み。
伊能図の精度の高さや、当時との海岸線の違いを実感できるという。南沢准教授の「観光地の案内システムなどに生かすことができれば」とのコメントがある。
とても面白い試みだと思う。映ったスクリーンに仕掛けがあるのか、スクリーンに映す方に感知する仕掛けがあるのかはわからないが、後者であればそれほどコストもかからないのではないか。
自分はスマホに「今昔散歩」というアプリを入れていて、散歩のときに使っているが、地図を今と昔とで比較するといろいろな発見がある。
地図上の位置の重ね合わせは、精度の課題から伊能図としかできないだろうが、現代の地図の上に遺跡の位置を示したり、建物をバーチャルに復元して映したりすることは可能ではないか。
スマホマップの欠点は画面の小ささ。地図は一覧できるサイズが大きければ大きいほどリアル感が深まって面白くなるので、ここは大きな箱物の出番ではないか。
博物館や郷土資料館での展示や、学校の教材としても積極的に取り入れてもらえると、歴史ファン、考古ファンが増えると思うのですが・・・