琵琶湖クルーズからの帰り、京都駅まで京阪電気鉄道大津線に乗った。たまたま下記の本に出会って、京阪電気軌道大津線の「地下、山岳、路面を走るスーパーカー」という題でのエッセイが魅力的だったので。
本に書かれていたとおり、浜大津の駅を出ると国道161号上の路面をゆるやかに上り、上栄町駅から専用軌道に移ってからは急勾配(61パーミル)をぐんぐん上がって、国道1号線沿いに逢坂山トンネルに入り、京阪山科駅からは地下鉄になる、という変化を楽しめた。直線ではスピードを上げ、きついカーブではゆっくり抜けるという緩急の変化も面白かった。
本の著者は元CMプランナーの方。記事は、もともとはANAの機内誌「翼の王国」で掲載されたもの。
本には下記の全21路線が、豊富なイラストで「思わず行ってみたくなるように」紹介されている。
長崎電気軌道
岡山電気軌道
鹿児島市交通局
広島電鉄
函館市電
土佐電気鉄道
万葉線株式会社
札幌市交通局
江ノ島電鉄
嵐電 京福電気鉄道
熊本市交通局
都電荒川線 東京都交通局
福井鉄道 福武線
豊橋鉄道市内線
富山ライトレール
京阪電気鉄道大津線
筑豊電気鉄道
阪堺電気軌道
伊予鉄道松山市内線
東急電鉄世田谷線
富山地方鉄道市内線
日本にはまだ、こんなに路面電車が残っていたのか、と認識を改めた。
巻末には各路線図もまとまっていて「踏破欲」をそそる。
が、帰ってからエッセイをよく読むと、自分が乗らなかった浜大津から坂本までの区間が面白そうであることに気がついてしまった・・・
※路面電車といえば、こちらのスカイさんの福井鉄道の記事も楽しみに読ませていただいてます。