墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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琵琶湖古墳クルーズ2014 往路

琵琶湖から古墳を眺めるツアーがある、と「古墳にコーフン協会」さんのサイト(文末にリンク)で知り、車中泊の日帰りで行ってきました(下記の、上の方の案内)

 

琵琶湖汽船と安土城考古博物館、滋賀県文化財保護協会のコラボレーション企画。ボディコピーを下記に転記。

 「近江の古墳の立地には、琵琶湖に面する古墳がとても多いという特徴があります。古代の王権と琵琶湖とは、切っても切り離せない関係があったようです。今回のクルーズでは、琵琶湖をほぼ一周しながら、湖上から古墳の立地を確認、近江史、いや、日本史の琵琶湖の役割を検証します」

 

自分はブログのタイトルのとおり、いつもは墳丘からの眺めを楽しみに古墳を巡っていますが、古墳を遠望することに大きな魅力を感じました。

 

魅力を感じた理由は、考古学の広瀬和雄先生の、前方後円墳は周囲から見られることを意識して造られている、という説に惹かれているので、古代日本の交通の大動脈である琵琶湖からそれを確認できるということにありました。

 

 古墳以外の写真もあって全体に枚数が多くなってしまったので、行った順番で報告します。まずは往路から。

 

往復新幹線だと値が張るので行きは深夜バスにしてみた。TDL発の3列シートで、のぞみの半額以下だが、道路の振動を拾うので自分は眠るのは困難だった。

東京駅八重洲ターミナルで人を乗せ、海老名PA、浜松PA(2:10)ともう一ヶ所PAに寄って、京都駅に予定より少し早い5:15頃到着。バスはそのままUSJ方面へ。

綺麗な三日月が出ていた。

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新幹線改札口は閉鎖中で在来線口に回り、ちょうど来た5:30発の普通に乗った。

クルーズ出発地の大津港の近くに、国史跡の茶臼山古墳があるのを地図で見つけていたので乗船前に行って見ることにしていた。

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12両もある編成だったが、人はまばら。

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膳所(ぜぜ)駅で下車。ここで京阪電車石山坂本線(京阪膳所駅)に乗り換えた。

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3両編成のアニメ電車が来た。

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2駅乗って膳所本町で降りた。

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この時点で5:50頃。ちょっと古墳に行くには暗いが着くまでには日が昇るだろうと思って歩き出す。

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公道の踏切と構内踏切が「一跨ぎ」の距離で並行する。

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山の方へ進むとすぐに膳所高校があり、すでに日曜朝練の男子が集まり始めていた。

近くにあった屋根つきの小さなお堂。

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小さな灯りに照らし出された、真っ白なお顔のお地蔵さんが地域を見守っていた。

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高校を右手に見ながら道を進み、東海道線をくぐる。貨物列車が頻繁に通っていた。

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東海道線の先は、すぐに国道1号線。「秋葉台」の信号を渡ると目指す古墳の案内表示があった。

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古墳公園の表示の先は、道が整備されているようで、早朝散歩の人もちらほら。

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小道に沿って階段を登り振り返ると、琵琶湖の一部が見えた!

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 つづく。