事務所の近くに有名な(?)TOC(旧東京卸売りセンター)が聳えている。
上から見ると正方形に近い長方形で、長辺の上に「TOC」の看板が立つ。
北西側の面。
敷地面積は2.1haあり、国際大会規格のサッカー場が3面入る。
延べ床面積は17.4haあり、ららぽーと豊洲(16.5ha)やラゾーナ川崎(17.2ha)より広い。さすがにイオンモール幕張新都心(40.2ha)にはかなわないが。
TOC社サイトの沿革によれば、1926年星製薬(株)として創業。1967年に子会社として(株)東京卸売りセンターが設立し、1970年に五反田TOCビルが竣工。1982年に星製薬と東京卸売りセンターが合併して(株)テーオーシーとなった。
五反田をはじめ、浅草、有明、みなとみらいにもビルを持つ。
星製薬のサイトも興味深い(こちらも短くしています)
明治39年に星一(ほしはじめ:星新一の実父)が星製薬所を創業、湿布薬の販売で発展し、ホシの赤缶として親しまれた胃腸薬等の家庭薬を製造・販売、日本初のワクチン開発、キニーネやモルヒネ等のアルカロイドの国産化にも成功、大正期に最新鋭の本社工場(注:この跡地がTOC)を構え「東洋一の製薬会社」と称された。
星氏は星薬科大学(の前身)も大正時代に創設した。
大戦後、星氏の急逝等で規模縮小したが、大谷米太郎(ホテルニューオータニ創業者)が事業を救済(注:TOC玄関に銅像がある)、「ホシ赤缶」は今でも販売しているようだ。
星製薬サイト http://www.hoshi-ph.com/company/index.html
星一氏についてはこちらのブログがわかりやすかった。
http://blogs.yahoo.co.jp/pokochino6324/68817794.html
TOCの地下階には昭和風の飲食店街があって和める。
屋上も昭和風。一角にゴルフ練習場と神社、バラ園があるが、何も無いスペースが気持ちよく広がっている。
日陰は少ない。
ゴルフ練習場。
神社。中央の先は東京タワー。
小さなバラ園(?)
眺めはよい。
大崎駅周辺のビル。
五反田駅方向。左のビルは学研。
新宿副都心を縮小したような、首都高2号線の起終点。
2号線の対岸に広い空き地があったが、調べたら品川区立第一日野小学校跡地だった(小学校は隣の日野中学校と一体化し、小中一環の品川区立日野学園となった)
別の日に、五反田図書館の建物から見た空地。
地元区議の数年前のHPに「品川区は、学校改築費用の一部をTOC側が負担する事を引き換えに、学校跡地をTOC建て替えに伴う駐車場用地として10年間TOCに貸与する」とあったが、計画は進行していないようだ。
南東側の見慣れた正面。上の鉄骨が練習場。
1970年生まれで今年44歳。まだまだ頑張れる!