よく晴れた土曜日(5/24)、午後から親子墳行。夕方には帰宅する必要があったので、東関道に近い古墳を訪ねた。
目指す古墳は酒々井総合公園内にある。公園は酒々井ICのすぐそばだが、ICは2013/4に開通したばかりでカーナビには出ない。インターを出て左折すればすぐだったが、右折してアウトレットの横を通って大回りしてしまった。
面積12.4haはTDSの4分の1(12.25ha)、林試の森(東京都目黒区)12.1haより少し大きい位。
国道296号に面した駐車場の目の前に「珍しい形の古墳」があった。
・墨小盛田古墳(すみこもったこふん) 方墳(長方形墳) 全長30m 7世紀末~8世紀(古墳時代終末期)
「墨」は地名。酒々井町墨44になる。下記は説明板からの転載。
この古墳は、総合公園の建設に伴い確認調査された後に復元整備された。墳丘の形状は平面が長方形で断面は台形、周溝を四方に巡らしており、規模は墳丘の長辺30メートル、短辺23m、高さ3m、周溝は幅2m、深さ1.6mを測る。主体部は、箱式石棺が墳丘の南中央に確認されている。
築造された年代は出土した須恵器より、7世紀末葉から8世紀ごろと考えられ、古墳時代の終末期にあたる。
本古墳は台地縁辺部への立地や長方形の形状など終末期古墳の様相を備えており、印旛沼周辺の古墳文化を解明するうえで貴重な遺跡である。
確認調査/昭和61年1月11日~同年12月18日
復元工事/昭和62年2月2日~同年2月25日
長方形の古墳は初めて見た。チョコのひとかけら(粒があらかじめ分かれているやつ)を巨大化したような感じか。
長辺:短辺の比率は、30:23=1.30:1で、昔のテレビの横縦比4:3=1.33:1に近い。
墳丘部の短辺の端から。
四隅はきちんと角がとられている。
墳頂部のひとつの角から。「長方形」の全体像をとるのが難しい。
墳丘からの眺め。台地の端にあり、台地下の運動場を見渡せる。
墳丘下のひとつの角から墳丘を見上げたところ。
墳丘下、短辺から見上げたところ。きれいな台形だが、円墳でも方墳でも墳丘が平らなら台形になるので、長方形の感じがでない。
台地の斜面には林になっており、気持ちよさそうな芝生の広場もあった。
砦のようなアスレチック施設。
ターザンロープもあった。連続3回。
駐車場に戻ると、脇に小円墳のような遊具(?)もあった。
続く。