墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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いちはらアート×ミックス⑤ 湖の飛行機 市原市高滝湖

前回のつづき(注:いちはらアートミックスは、5/11で終了しています)

月出地区から月埼に出て、養老川沿いにつまり小湊鉄道に沿いに北上し、高滝湖に向かう。

湖の南端にその作品があった。

 

・「湖の飛行機」 KOSUGE1-16

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岸から見ると本物の飛行機に見える。

鑑賞者はボートを漕いで飛行機に向かう。受付で番号札をもらって待つと30分ほどで順番が回ってきた。久々にオールで漕いだが、まっすぐ進むのが結構難しかった。

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「飛行機の中」の様子。

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カラフルな服はボランティアの方。誰も漕げないグループでは漕ぎ手にもなっていた。ルアーで釣りもできる。

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翼から見た後ろ側。翼の上で、ボランティアの方の解説を受けた。

以下の話は、(事前にではなく)この場所に来て、はじめて聞く仕組みになっていたが、すでに終わったプログラムなので(飛行機も期間終了後は解体とのこと)紹介させていただきます。

高滝湖は1974年に建設開始、1990年に完成した多目的ダムで、湖底は、かつて集落だった場所。その湖底から上を見上げたとしたら、水面の飛行機は本物の飛行機が空を飛んでいるように見えるはず。そう聞くと、翼の下に世界が広がっているようにも思えてくる。「思いを馳せることを促す仕組み」としての作品だった。

 

静かな湖だが、かつての養老川が川として流れていた場所の上は今でも下流への流れがあるそうだ。流れのない場所は養老川が運ぶ土砂が堆積する一方であり、県による浚渫も追いついていないようだ。

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左翼が「船着場」になっている。

AやB、Xという文字は脱出口か。

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表示板とスタンプは、少し離れた坂の上にあった。

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駐車場のある場所から。ダムの面積は199ha。TDLの4個分弱。

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帰り道、水田に夕日が反射してきれいだった(後部座席から子供が撮ったもの)

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この後、一箇所古墳に寄って帰った。