墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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いちはらアート×ミックス② 千葉県市原市 市原湖畔美術館 内田未来楽校

旧里見小学校のバス停でちょうど来たバスに乗って湖畔美術館を目指した。

車窓は雨の棚田。一番後ろに座ったら左右の風景を楽しめた。

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市原湖畔美術館は「市原市水と彫刻の丘」を2013年夏にリノベーションしたもの。湖畔に突き出た丘に建つ。

・「Heigh-Ho」KOSUGE-1-16

恒久展示。館内だけど屋外。雨に濡れて艶かしい。

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館内の窓からは高滝湖が見渡せる。

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・「いちはら物語」ストール・テンスリー

市原市の形をしたテーブルのタッチセンサーに触れると、地域のさまざまな話が聞こえてくる。

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・「積載:プロジェクト・アナザー・カントリー」アルフレド&イザベル・アキリザン

逆さにしたボートに下に、段ボール(子供たちがつくった「理想の家」だそうだ)が吊るされている。

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舳先の向きは下へ、スパイラスに沈んでいる。舟と家と言えばまさに埴輪の組み合わせ。

 

・「Lost Window (2013)」クワクボリョウタ

白い壁面に、障子越しの影絵のような光がうつる。

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局面の壁がそのまま窓になるように計算されていて興味深かった。

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・「Museum - Stairs / Roof of Needles & Pins」アコンチ・スタジオ

屋上に、竹やぶか芦原のように銀色のチューブが林立。

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美術館を出たらバスが時間通りに来ていた。高滝駅で小湊鉄道に乗ろうと思ったら、ブザーを押し忘れ、そのまま旧内田小学校(内田未来楽校)へ行った。バスの仕組みがまだ理解できていなかったが結果的にはそのルートで正解だった。

雨が小やみになり、田んぼの水面が鏡のようになってきた。

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内田未来楽校がある場所は作品エリアの最北部で、車ならエリア中で都心から最も近い。

が、校舎は最も古く、昭和3年建造の市内に唯一残る木造校舎だそうだ。保存活動のおかげで残っている。

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・「内田百鬼夜行」大成哲雄

使われなくなって忘れ去られたものが妖怪と化す、室町の絵巻の現代版。

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クリップとか、飛び出し坊やとか。

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現物も展示されていつ。ワープロ専用機と剣道の防具との組み合わせ。

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・「内田のためのインスタレーション ー赤、黄、青、白、緑、桃の調和ー」滝澤潔

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古着のTシャツが樹脂で固められてランプシェードになっている。

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校舎の裏手の崖には、横穴墓?

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再びバスに。土日は30分おき。またまた時間通りに来た

のぼり旗と共通の赤と白のデザイン。

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続く。