墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「流域地図の作り方」 岸由二著

 岸さんは、小網代の森を保全するNPO の代表の方。

http://www.koajiro.org/kyodo.html

先月のイベントでは、グループの先頭に立って案内していただき、カニとか植生とか沢山の説明を受けた。

http://massneko.hatenablog.com/entry/2014/03/16/231544

 

この本は「流域学習」を勧めるもの。中高生向けに書かれている感じでとてもわかりやすい。

「流域地図」の作り方: 川から地球を考える (ちくまプリマー新書)

「流域地図」の作り方: 川から地球を考える (ちくまプリマー新書)

 

雨が降ると水は低い方に向かって流れ、それが川になって海に注ぐ。

日本中に降る雨は基本的にはどこかの川に集まるので、日本全土は流域地図に置き換えることが可能だ。

河口でひとつになっている川全体を「水系」として捉えることで、水の循環や生態系のネットワークや、自然災害への備えに気づくことができるそうだ。確かにその通りだと思う。

 

流域地図は市販のものがない。学校の社会の授業で実際に流域地図をつくってみると面白いと思う。

千葉県では古代の国が流域ごとで分かれていて、物的証拠である古墳も数多く残っていて歴史の学びにもなりますので、ぜひに。