墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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道祖神裏古墳 須恵国の古墳① 千葉県君津市

よく晴れた土曜日、千葉県最大の古墳群へ。

「房総の古墳を歩く」で未探訪の君津市の古墳と、一部しか行っていなかった富津市の古墳に向かう。3/16に行った横須賀の走水神社の対岸、古東海道のルート上になる。

http://www.haniwakan.com/kenkyu/boso/sue.html

君津駅へは、蘇我駅から内房線で50分ほどかかる。バスは一時間後だったので、タクシーで賽神社へ。運転手さんは古墳へ行く人を乗せたのは初であった。国道127号を過ぎ、見事な桜のある交差点を右折すると神社があった。

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桜と道を隔てて、大きな木蓮が満開だった。

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賽神社入り口はY字路の三角エリアにある。

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石段脇に重厚な三段の石垣が。

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社殿右手の祠の後ろの踏み分け道を上がって行くと古墳の裾に出た(本来の入り口は君津市社会福祉センター・きみつ偕楽園)

・道祖神裏古墳 前方後方墳 5世紀前半 全長56m

小糸川流域では最古の古墳。

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後方部から前方部。(台地下方向)

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前方部の先、木々を通して、平野部の緑が見える。

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後方部。右下にゲートボール場がある。

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ゲートボール場から後方部。高さ5m。前方部は1.9m下がる。f:id:massneko:20140329124116j:plain

 

ゲートボール場側に案内板がある。

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千葉市指定史跡
道祖神裏古墳
昭和54年3月2日指定
小糸川下流域北岸の台地先端部に位置している。全長56m、前方部幅15m、後方部幅34m、前方部と後方部の比高差1.9mの前方後方墳である。
昭和51年に県教育委員会により調査が実施され、その結果周溝が北および東側に台地から区画するように存在することが明らかになった。また、北側の周溝内より土師器の甕形土器が二個出土している。
築造年代は5世紀前半と考えられ、現在までのところ小糸川下流域では最古の古墳である。
昭和56年3月5日 千葉県教育委員会 君津市教育委員会

 

「きみつ偕楽園」正面の大きな桜。まだ咲き始め。カラオケの演歌が屋外まで聞こえてのどかな雰囲気だった。f:id:massneko:20140329124349j:plain

 

一旦外に出て、小道を下ると先ほどの神社の入り口に戻る。

公孫樹の大木と祠があった。

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神社正面道をまっすぐ南に行くと、八幡神社古墳に出る。

国道127号の歩道橋から、道祖神裏古墳のある台地を振り返る。

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 続く。