福井県の古墳、寺社
若狭墳行旅の最終日。 まずは三方湖へ向かいました。海沿いですが閉じているので湖です。 本降りでした。 9時開館の、福井県年縞博物館に寄る余裕は無かったので、次の機会としました。 信号待ちで、低くたなびく雲が。 その近くから、南に伸びる幅広の谷。 …
明通寺拝観後、小浜市街へ向かう前に羽賀寺(はがじ)も訪ねました。 平安後期の十一面観音菩薩立像は、仏像ファンでは有名ですが、そのお寺が小浜にあったとは。 現地で地図を眺めていて、たまたま気がつけました。よかったです。 駐車場からはまず開山堂で…
福井県立若狭歴史博物館には、美しい檜皮葺の三重塔の模型が展示されていました。国宝です。 博物館から車で10分ほどだったので訪ねてみました。 松永川の谷戸の最奥部、幽谷の境内。まずは見上げる仁王門。 その先は黄葉の参道。 階段を上がると、本堂と三…
小浜市にある若狭国分寺(跡)には、境内に大きな円墳が残っています。 駐車場に面した説明板。円墳の直径は45m。 史跡 若狭国分寺跡国分寺は、天平13年(741)に聖武天皇の発願により全国各地に造営されたものであり、僧寺と尼寺がある。若狭国分寺は、小浜…
加茂古墳群から白鬚神社へ戻り、西の国分寺古墳へ向かう途中、田んぼの中に古墳が残っていました。 グーグルマップにはピンが立っておらず、たまたまそばを通って知りました。 以下、古墳の番号はobitoさんのサイトを参考にさせていただきました。 大和國古…
前回の加茂北古墳から80mほど東に、加茂南古墳があります。 アイザワ商店の前から東を。 杉木立のあたりです。 案内板、標柱、説明板も。 小浜市文化財保護委員会による「加茂の古墳」の説明板は判読難しく。 標柱の後ろに開口部。 四つん這いパターンです。…
前回の白鬚神社古墳から北東に2.5㎞、谷戸に入った丘陵裾に加茂北古墳・加茂南古墳の2基の横穴式石室が開口しています。 古墳の前が「アイザワ商店」さんの駐車場。 残念ながら定休日でしたが、ちょうどお店の方が外出されるところだったのでお話できました…
前回の下船塚・上船塚古墳から400mほど西、同じく旧若狭街道沿いに白鬚(しらひげ)神社古墳があります。 距離は近いですが、このあたりからは若狭町から小浜市に変わります。 JR小浜線の新平野駅から徒歩3分の、駅近古墳。 街道から枝道を50m程。駐車場は無…
前回の下船塚古墳の南(丘陵側)に仲良く並んでいるのが上船塚古墳。 60mほど坂道を上ると前方部左裾。 杉林に覆われていますが、墳丘の周囲にはロープはありません。 北側を振り返って。左奥の土手のような緑が下船塚古墳の墳丘です。 南側側面を国道27号が…
前回・前々回の丸山塚古墳・十善の森古墳から3㎞西北西に、全長80m前後の2基の前方後円墳、下船塚古墳・上船塚古墳が横並びに残っています。 グーグルアースでもくっきり。仲良く前方部を西に向けています。 まずは旧街道(若狭街道)脇に残る下船塚古墳を南…
前回の十善の森古墳の200mほど北に、丸山塚古墳の墳丘が一部残っています。 現地説明板。 丸山塚古墳元々、直径50mの巨大な円墳でした。現在はかつての石室の石材が残されています。石室は玄室6m、羨道11mの巨大なものでした。6世紀中ごろに造られ、鏡、飾大…
リゾート施設の名前のような「十善(じゅうぜん)の森古墳」は、前回の向山1号墳の南西1.2㎞の北川左岸、国道27号沿いのほぼ平地に立地する墳長68mの前方後円墳。 長軸を東南棟に向けますが、後円部の一部が国道で削られています。 後円部を道路の反対側から…
近寄れなかった大谷古墳の後は、ひとつ西の丘陵南端の向山(むかいやま)1号墳を訪ねましたが、またしても。 向山1号墳は、大谷古墳のそばを流れている鳥羽川の下流右岸の立地。 正面の丘上です。県道22号にかかる橋から。 橋から東方向。赤屋根の奥が脇袋古…
大谷古墳は、前回の脇袋古墳群から車で北に5分ほど、JR小浜線の若狭有田駅から徒歩14分で歩ける場所に。 社会福祉法人事務所の建物と道を挟んだ向かいの丘にピンが立っているのですが… 道路に沿って柵が奥まで続いています。 扉らしき箇所もあるのですが。 …
前回の上ノ塚古墳後円部から見えていた中塚古墳の竹藪(中央奥) 南側の道路から見上げて。 下記は、前回エントリの脇袋古墳群の解説から。 中塚古墳(昭和10年12月24日 国史跡に指定)全長約60m、高さは6mほどあったといわれています。この古墳も西塚古墳と…
今回からは2022年11月下旬に訪ねた若狭墳行になります。 若狭湾の小浜から琵琶湖へ抜けるルートで、北川に沿って幅が1㎞ほどの谷地形がまっすぐ10㎞ほど続くエリアです。 上ノ塚(じょうのづか)古墳がある脇袋古墳群はその最も南東側(から、ちょっと入った…
前回のつづき。 越前古墳巡りツアーで巡った最後の場所は、旅のハイライトでもあった。 2009年に発見されたばかりの番城谷山(ばんじょうだにやま)古墳は下記の八坂神社北の山頂に立地する。 神社の裏山といっても、そこへのルートは山の北側へ大きく回りこ…
前回のつづき。 標高70m前後にある朝日山古墳群の2つの前方後円墳を見た後は、平野に下りて天王川支流沿いに鎮座する日吉神社へ向かった。 大きく刻まれた神社名。 拝殿の左手に、3分の1ほどを削られて古墳が残っていた。 郡栄塚(ぐんえいづか)古墳 町指定…
前回からのつづきの、越前古墳巡りツアー。 2ヶ所目は朝日山古墳群の朝日山古墳。 越前町古墳公園とは小さな谷を挟んだ南側の山頂に立地する。 一旦平地に降りて斜面の住宅街を上がったところが入口になる。入口付近は私有地で普段は立ち入れないところにな…
前回のつづきだが、ここからが今回の墳行の本番。 2018年8月26日に開催された「堀学芸員と行く越前古墳巡りバスツアー」 http://www.town-echizen.jp/event/detail.php?242 鯖江駅に10時に集合してマイクロバスに乗り、越前町織田文化歴史館へ。 まずは当館…
前回のつづき。 鯖江高校グラントの脇を進むと玉垣沿いの道になった。 舟津神社は古墳群のある王山の東麓にある。 「サンドーム西」駅にあった舟津神社の解説。 崇神天皇の時代に北陸を平定した大彦命を守護神としてまつってあり、その時賊に放った矢が鯖の…
前回の王山(おうざん)古墳群探訪のつづき。 右下の「現在地」から入って40号墳へ上がり、北に半分くらいの4号墳と14号墳を過ぎたところから。 草むらの中の15号墳(方形周溝墓) 斜面と一体化したような16号墳(方形周溝墓) その斜面下に49号墳(円墳)が…
越前町古墳ツアーの当日朝、鯖江駅集合(10時)の前に王山(おうざん)古墳群を訪ねた。 グーグルマップを拡大すると丘の東側からも見学路があるようだったので、そちらから。 小学校を右手に見ながら進むと、古墳見学者も利用できる駐車場があった。 その右…
前回のつづき。 この日、車で最後に向かった先が鯖江市の王山古墳群。 旧道のような道筋からさらに細い枝道へ誘導される。 狭かったので、とりあえず歩いて上っていくと古墳の森が見えた。 駐車場もあった。 入口の石碑。 史跡 王山古墳群王山にはその稜線と…
前回のつづき。 鯖江市の西山公園に着いたのは17時近くで、「鯖江市まなべの館」の開館時間には間に合わなかった。鯖江藩主間部公にちなんだ名前の博物館では考古学展示もあるほか、鯖江出身の近松門左衛門や画家の九里洋二、西山真一の常設展示がある。 htt…
福井市立郷土歴史博物館を見た後は車で南に25分ほど、鯖江市に戻って、国指定史跡の兜山(かぶとやま)古墳を訪ねた。 旧街道の風情がある一車線の道を進むと、住宅街に取り残されたように墳丘があった。 その解説板。 国指定史跡 兜山古墳指定年月日 昭和52…
前回のつづき。 福井県立歴史博物館を見た後は、福井市の中心部に立地する足羽山(あすわやま)古墳群を訪ねた。 福井駅から1.3km西南西、足羽川を渡った先の山の上・足羽山公園に立地する。 標高90~100mほどの細長い独立丘陵だが車で上がることができて、…
前回のつづき。 六呂瀬山古墳から50分ほど、福井平野を車で横断して日本海の海岸沿いに来た。 目指したのは国指定史跡・免鳥長山(めんどりながやま)古墳。 例によってあまり下調べをせずにグーグルマップを頼りに進むと、古墳の西側のとても細い道に入り込…
前回のつづき。 当初は鯖江市近辺の古墳だけを回るつもりだったがせっかく車も借りたので、高速も使って40分ほど北に向かい、福井平野中央部山際の古墳を訪ねてみた。 武生ICから北陸自動車道に乗り、福井北JCTから永平寺大野道路へ入って永平寺参道ICで出る…
前回のつづき。 次に向かったのは古墳ではなくて神社。 以前に写真集で目にして、一度訪ねたいと思っていた大瀧神社・岡太(おかもと)神社は越前市内にあった。 駐車場脇にあった解説。 紙祖神 川上御前の伝説由来今から1500年前、男大迹皇子(継体天皇)が…