2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
前回のつづきの日本橋浜町です。 浜町公園の西縁沿いに残る、キュービックなモダン建築。 玄関周りのタイルや敷石もゴージャス。 庇の瓦波が素敵です。グーグルアースで見ると、平らな屋上があって一部ペントハウスが建っているようでした。 その向かいの公…
前回の谷口家住宅に続いての浜町界隈。 日本橋浜町には料亭のような建物がまだ幾つも残っていました。 グーグルで調べると、株式会社一雅堂という表具店のようでした。 こちらは個人のお宅。 玄関周りや屋根の大きな平屋部分に風格があります。 こちらは「浜…
昭和27年築の谷口家住宅は「料亭の姿を留めながら改装した専用住宅」だそうです。 以下が中央区サイトの解説。 前庭や待合の前室、各部屋の構成や意匠に料亭建築の特徴を良く留めている。天井に埋め込んだ照明、何気ない障子の小窓など、随所に細やかな意匠…
前回エントリの最後の写真。 半年前の写真。 駐車場の後ろに建物が並んでいました。 囲いの内側は現在更地。 ノスタルジックな家並みが残っていましたが… 白い鉄板が痛々しかったです。 2023年末に12階建てのマンションが建つ計画。 長細い区画です。 半年前…
前回につづいての人形町。 大観音寺を背にしての人形町通り。 通りの向こう岸に見えていた建物を、約半年後に目の前から。 なかなか素敵な看板建築です。 お隣は、すき焼き割烹の日山さん。 暖簾の先には立派な階段と枯山水。 そこから人形町通り沿いに150m…
人形町で一番賑わいのあるあたり、甘酒横丁にある芳味亭(ほうみてい) 中央区のサイトには昭和初期の建築とありますが、現在の店舗は真新しい雰囲気です。 かつての建物はどこだったのだろうと検索していると、ストリートビューにありました。2018年までは…
いよいよ日本橋人形町です。 日比谷線の人形町駅を出ると目にとびこんできた、親子丼の玉ひでの行列。 人形町通りの西側のエリア、一本並行する道に残る看板建築。 別の日に、別の角度から。 こちらの豆腐屋さんは中央区のサイトにも載っています。昭和初期…
日本橋”半島”の南側、首都高6号線の高架近くの建物を。 こちらは醤油会館の南側、入正醤油東京出張所の並びの建物。扉脇にも「イリショウ醤油」の小さな看板が。 その南の高速高架下にあった箱崎川第一公園。日本橋箱崎町です。 かつては行徳河岸と呼ばれて…
前回に続いての日本橋蛎殻町です。 水天宮通りの西側に並行する小道にある三軒長屋。 銅板の看板建築が残っています。 右隣も見事な亀甲模様。 この右端のお宅が「伍徳」として中央区のサイトで紹介されています。大正3年築。 町家から看板建築に移行する過…
前回の永楽屋さんから100mほど東、新大橋通りの一本南に並行する小道沿いに残る建物。 (資生堂)ゾートスサロン平沢さん。看板が出ているので現役店舗なのでしょう。 2階壁面の意匠が可愛らしいですが、建てられたのは昭和3年(1928) 昭和初期の店舗建築を…
前回のうなぎ屋さんの後は、120mほど東の「永楽屋」を訪ねました。 日本橋小網町から日本橋蛎殻町へと移ります。 新大橋通りの北側に並行する枝道に、出桁造りの1軒が小料理屋になっていました(THE GATE) 一本南側の枝道にモルタルファサードの三軒長屋。手…
前回の三軒長屋の50mほど南にも、エアポケットのように残っている建物がありました。 「喫茶・軽食 桃乳舎」は昭和2年築。 石材風の柱・梁・アーチと、タイル張りで見事に装飾されたファサード。 メニューは驚愕の値段でした。 下記は中央区のサイトから。 …
今回も、小網神社の周辺を。 こちらは神社から北に80mほど、四つ角を左にすぐにある”倉庫建築”(中央の3階建て) 中央区のサイトに解説あり。築年は不明だそうです。 東堀留川の名残を伝える、建築家により再生された倉庫建築。高い天井高や荷揚げ用の開口部…
前回の小網神社の近く、2本西の通り沿いに今回の建物がある。 凸字形の朴訥としたファサード。 壁面に貼られたタイルが非常に見事です。これが昭和5年の築。およそ100年前。 中央区のサイトに解説があります。 葛西萬司が建てた、堀端のインターナショナル建…
前回エントリの、東側の堀(東堀留川)跡沿いには小網神社があります。 ビルの谷間に見事な社殿がありました。敷地一杯に建てられているので、右の神楽殿は平面五角形。 上記とは別の日(3月上旬)、銭洗いの井もあって大人気。 社殿の屋根に見惚れます。 正…
前回の日本橋堀留町の西側のブロックは、堀留児童公園になっている。 このときは桜が満開でした。 中央やや右の緑の部分がその位置。 かつてはここは堀でした。(東京時層地図アプリを利用) 昭和戦前期まで、右(東)の堀は残っていました。 「親父橋」の北…
前回の場所から1ブロック南側の、一辺30mほどのエリアです。 最初は四つ角にある、ラ・コシーナ・デ・ガストンというスペイン料理店。 建物が魅力的です。 魅力的な建物の料理店は料理も大変おいしい、のではないかと思っています。 来月になったら訪ねてみ…
刷毛ブラシ江戸屋さんから120mほど南のブロックにて。 駐車場でぽっかり空いた隣の建物に、マーク・ロスコの抽象画ような色面がありました(五角形ですが) 建物正面は細い路地に面しています。窓上部や軒の意匠がモダンです。 その建物を逆の南側から。 一…
前回の椙森神社の250mほど西、本シリーズ初回の江戸屋さんの西80mほどにある宝田恵比寿神社。 南側の「えびす通り」は当社にちなむものでしょうか。間口は狭いですが屋根が立派な社殿です。 奥の建物と一体化しています。 脇の細道も魅力的。 路地を進んだ北…
前回の旧川崎貯蓄銀行から西に200mほどに椙森神社がある。 ビル街を歩いていたら、鮮やかなライトグリーンの屋根が目に飛び込んできました。 西側の道路から。右が拝殿の、左が本殿の屋根。 まずは拝殿にて参拝。壁や柱の白さも目立ちます。 中央区の解説板…
日本橋富沢町には、威風堂々とした西洋古典様式の建物が現存しています。 馬喰横山駅、小伝馬町駅、人形町駅からのほぼ中間点。 正面玄関は北東の角。 玄関左側の短辺。3階は増築部分。 2階の軒まで伸びる付け柱の上部は華麗なコリント式。 こちら側の1階入…
清州橋通りと横山町大通りが交差する角に立つのは昭和5年築の大原第5ビル。 都営新宿線の馬喰横山駅の真上です。 角を切った部分の最上部に、凝ったテラコッタ。 このときは改装中のようでした。 下記が中央区サイトの解説。 リノベーションで生まれ変わっ…
ここからしばらくは中央区の日本橋の「建物シリーズ」を。 今年の2月頃にエントリしていた、築地界隈シリーズの続編です。 築地界隈の建築巡り・1 東京都中央区築地5丁目・7丁目 - 墳丘からの眺め 廻ったのは今年の3月頃でしたがネタ切れしたときのためにと…
この本は2014年8月の発行。 GA JAPANで1999年1月から2014年3月(亡くなられた月)まで連載された、旅の記録93話。 安西水丸 地球の細道 作者:安西 水丸 ADAエディタトーキョー Amazon 多分まだ半分も読んでいないと思いますが時たま本棚から手に取って、1話2…
9月20日まで会期延長になった、安西水丸(1942~2014)さんの展覧会を訪ねました。 会場の世田谷文学館では以前、自動からくり人形作家・ムットーニ(本名:武藤政彦 1956~)の展示を見ましたが、それから4年が経っていました。 ムットーニ・パラダイス展 …
今年の5月末に刊行された本です。 東京のぼる坂くだる坂 (単行本) 作者:ほしおさなえ 筑摩書房 Amazon 東京の17の坂エリアを舞台とした小説でした。 一話一話が順番に、ひとつのストーリーとしてつながっているところに、作家の手腕を感じました。 主人公は…
前回のつづき。刻みました。 「クリスタルビュー」の海辺側には、おしゃれなバーベキュースポットが出来ていました。 【公式サイト】SORAMIDO BBQ(ソラミド バーベキュー) レトロバスのような構造物の奥のテントがそうです。 振り返るとお花畑。 お花畑か…
東博で谷口吉生設計による法隆寺宝物館を見たのと、テレビ東京の「美の巨人たち」(8月14日)で同氏が手掛けた葛西臨海水族園が取り上げられていたのを見たことにより、8月最後の日曜日に葛西臨海公園に出かけました。 本当は葛西臨海水族園の建物を撮りたか…
聖徳太子展へ行った際に、上野公園の噴水横広場でイベントが行われていました。 近寄ると工作機械ロボットが4台、黒い砂の面に何かを描いています。 動きはゆっくりと、優雅に。 柵の中の展示スペースに上がって見る形ですが入場は無料。 周囲で管理にあたっ…
聖徳太子展へ行った際、久々に法隆寺宝物館へも寄りました。 明治11年(1878)に法隆寺から皇室に献納され戦後は国に移管された、7世紀の古代美術300件余が収蔵・展示されています。(常設展チケットで入れます) 東京国立博物館 - 展示 法隆寺宝物館 現在の…